妹よ(フジテレビ月曜9時 1994年10月~12月)

 

和久井映見主演。最高視聴率30.7%。境遇や立場の違う二組の兄妹が知り合い、後にお互いの兄妹同士で交際に発展するラブストーリー。共演は唐沢寿明、鶴田真由、岸谷五朗ほか。主題歌はCHAGE&ASKA のめぐり逢い。ドラマと共に大ヒットし125.2万枚売り上げ自身3番目の記録となった。

 

この頃和久井さんは主にフジテレビの連続ドラマに多く主演していてどれも高視聴率でした。また共演の鶴田真由さんと共に理想の彼女やお嫁さんの上位にランクインしていましたね。でもこの人気絶頂の時に結婚されたのでちょっと寂しかったです。

 

https://middle-edge.jp/articles/X30V5

 

和久井映見さんは「すてきな片思い」や「就職戦線異状なし」のような垢ぬけた都会的な女性も演じつつ、「妹よ」や「ピュア」などで見せる素朴な可憐さも表現できるからこそ、この作品のようなラブストーリーと伝統的ホームドラマの融合という、当時としては斬新な試みのドラマも輝かせることができたわけです。

 

ここまではミックじゃがいもさんの受け売りですがw、今見たらやっぱりそうだなあと実感します。

 

その頃、小学生だった私は、かわいらしくてきれいな人だなあと思って見ていました。

 

甲高い声のヒロインが多い中で落ち着いた柔らか味のある声が心地よく感じられました。

 

ひとつ前の「夏子の酒」もいいドラマでしたが、当時は女性のサクセスストーリー的なものが女性からは敬遠されたのか視聴率的にはいまひとつでしたが、女性の日本酒への関心を高めたことは25年近くたった今に続く影響力です。

 

じゃがいもさんのブログにもありましたが、「夏子の酒」は1年以上前にほとんど撮り終えていたわけだから、「妹よ」と放映順序を逆にしていれば、少なくとも次のことは実現していました。

 

1. 「夏子の酒」も歴史的な高視聴率になっていた。

 

2. 「春よ来い」(NHK朝ドラ)のヒロインとして高視聴率をもたらした。

(NHKスタッフがこぞって和久井映見さんをヒロインに推していたのですが、脚本家(橋田さん)がビジュアルの好み(特に身長)から別の人を選んで、老け役(60年近い半生を演じる)を断られ後半代役を立てるという前代未聞の不祥事となった。)

脚本家は事後に「妹よ」を見て「監督以下スタッフが推した和久井さんにお願いすべきだった」と後悔していますし、和久井さんは「平清盛」でも見事に20代~60代を演じたようにその全話で演じ切って名作にしたはずです。

 

そのすべての結果によって、フジテレビだけが和久井さんを囲い込んで他社連ドラに出さなかった90年代後半がもっと違ったものになったはずです。

 

90年代後半から2000年代初頭に大河ドラマの主役にもなっていたでしょう。

 

ミックじゃがいもさんもおっしゃっていましたが、その時期についてはとても残念です。

 

 

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