草刈りの前にご紹介 ハルジオン オニタビラコ ノゲシ  | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

今朝は雨、終日の雨予報です。

以下は8日に撮った写真になります。

 

公園は今、

草の花が盛りです。

もうじき草刈りが始まりますので

無くなる前にご紹介しておきましょう。

 

ハルジオン

湧水池の周囲や

サクラの木の下などあちこちに咲いている

キク科の多年草。

 

在来種かと思いきや北アメリカ原産。

園芸植物として入れられたものが

大正時代に東京の小石川植物園より逃げ出して

今や九州から北海道まで広がったとか。

 

このあと夏から秋にかけてよく似た花が咲きますが

それはヒメジョオン。

ハルジョオン同様、北アメリカ原産の帰化植物です。

違いはこちらをどうぞ。

 

 

 

オニタビラコ

7~8㎜の小さい黄色の花が多数ついているのは

同じくキク科の多年草。

背が高く70〜80㎝ほどありそう。

 

似た花にタビラコ、ヤブタビラコがありますが、

オニタビラコほどには丈が高くならず

舌状花(花びら)の数は

タビラコが6〜9個と少ないのに対して

オニタビラコは20枚前後と多数。

ヤブタビラコはその中間の15枚前後です。

 

ノゲシ

ノゲシという名前ですが

ケシとは無関係。こちらもキク科です。

 

茎を折ると

乳白色の液体が出るのが

ケシと似ていることからの命名とか。

 

よく似た花にオニノゲシがあり、

オニのほうは葉の先が尖って痛いのです。

ノゲシ、オニノゲシともにヨーロッパ原産。

 

これら野草は

人によっては雑草と呼ぶ植物。

でも一つ一つに

ちゃんと名前もあり来歴もある草本植物です。