東北はいいな〜 後編 秋田駒ケ岳 | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

一昨日の続きです。

 

乳頭山の翌日は

「花の百名山」として知られる秋田駒ケ岳へ。

 

現在も火山活動が続いています。

 

八合目までバス路線があるので手軽に登れます。

その道路はかつての鉱山採掘の運搬道路を利用したもの。

この日も天気はまずまずでした。

 

ツツジの仲間のウラジロヨウラク。

 

同じくツツジ科のホツツジ。

 

ブルーが涼しげなハクサンシャジン。

 

途中、ニッコウキスゲの群落の向こうには田沢湖が。

 

こちらもツツジ科のエゾツツジ。寒い地方限定のツツジです。

 

頂上ではガイドさんとエア握手。

 

誰が言い出したか人気のムーミン谷への斜面には

ニッコウキスゲの大群落が!

 

この幽玄な雰囲気がムーミン?

 

山岳地帯に分布するサクラの原種の一つ、

タカネザクラが咲いていました。

 

途中の池では、ときどきクマが泳いでいるそうです。

 

食虫植物のムシトリスミレ。

スミレといっても、スミレ科ではありません。

 

チングルマがまだ咲いている場所がありました。

 

この白い点々は全部チングルマ。

最後まで雪が残っていた場所でしょう。

 

砂礫地にのみ分布するコマクサ。

手前の足跡はクマさんだそうです。

 

 

高山植物の女王と呼ばれる人気者。

 

これが昨日、二つ並んだ花を見たツルアリドオシの実。

実は一つ、穴は二つ。

 

硫黄の土壌にしか生えないイオウゴケ。

赤いのは蒴(さく)でここから胞子を放出します。

その形からモンローリップ(マリリン・モンローの唇)

とも呼ばれています。

 

下山した温泉の庭に植えられていたのは、

山にある姿とは別物のコマクサ。

環境が変わると全くの別物になってしまうとは驚きました!

 

ゆめゆめ家の庭で育てようなどとは思わないように、

というメッセージととれました。