東北はいいな〜 前編 乳頭温泉 乳頭山  | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

今朝は太極拳に集まったものの、

どしゃぶりになり、さすがに濡れてしまうので中止に。

親水テラスのフェンスに

昨日の朝はたくさん引っかかっていた草などが

今朝は綺麗に掃除されていました!

 

今朝は先日行ってきた山のリポートです。

 

5月下旬に緊急事態宣言が解除されたので、

ツアーに申し込みました。

ところがその後、第二波と思われる事態が続行中。

ツアーは催行されましたが、新しい生活習慣のツアーということで、

毎朝の各自での検温、宿でもチェックインのときにピッと検温チェック。

もちろん、常にマスク。

食事の前には消毒、席も向かい合わないような席の配置。

登山も間隔をとって歩きました。

 

宿は秋田県の乳頭温泉郷の黒湯。

茅葺屋根の日本家屋で、海外からのお客様も多く

通常はツアーではなかなか予約が取れない人気の温泉。

ここに宿泊して近くの乳頭山に登りました。

 

硫黄泉の源泉掛け流し。

ここは中庭で、ぶくぶくと温泉が湧き出ています。

 

この時期、山は花の季節真っ只中。

 

ツルアリドオシ(蔓蟻通し)。

花は必ず2個ですが、実は一つしかできない不思議な多年草。

 

ブナとミズナラの原生林を行きます。

 

高度を上げるとオオシラビソ(アオモリトドマツ)の林に。

 

稜線に出るとハクサンシャクナゲが満開。

 

乳頭山も目の前に!

 

足元に赤く見えたのは食虫植物のモウセンゴケ。

この粘液で虫を捕獲して分解、吸収してしまうのです。

 

鮮やかな紫のサワラン。

 

サワランと似ているけれど、色が薄いのはトキソウ。

 

チングルマは雪解けと同時に咲いて、もう散っていました。

 

久しぶりに見る青空と飛行機雲!

なんともまぶしい!

 

避難小屋はクマにやられた跡が生々しい。

 

小屋の裏手の湿原にはミツガシワ、イワイチョウが。

 

レブンアツモリソウと近い同属のオノエラン。

 

花が緑色のアオヤギソウ(青柳草)。

 

この保護色はお見事!

 

宿にも頂上にも群れをなしていたトンボ。

 

ハクサンチドリも群生していました。

 

ご紹介した花はほんの一部です。

東北の山は花の種類も数も豊富なわりに静かで人も少ないので

落ち着いた山が楽しめます。

しかも温泉泊まり。おすすめです。