アメンボ 水面をスイスイ 繁殖期真っ只中 | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

初見のカブトムシ!

アカマツの高いところにいました。

 

タイサンボクは15個めが開花しました。

 

ここは親水テラスです。

ハグロトンボは今朝はほとんどいない。

なぜでしょうね。

 

昨日もいたのですが、

水面に1㎝ほどの虫がたくさん浮かんでいます。

 

アメンボです。

4本の脚で水に立っているかに見えます。

 

緩やかな流れですが、

じっとしていると流されてしまうので

流れに逆らって進んでいます。

 

おんぶアメンボ!

下の大きいのがメスで上の一回り小さいのがオス。

交尾したあとは他のオスに狙われないよう

こうやってしばらくはりついているのだそうです。

 

調べるとアメンボにもいろいろ種類があって(知らなかった!)

大きさや色からすると、

コセアカアメンボ(小背赤アメンボ)が一番近いです。

 

この態勢のアメンボは全体の2〜3割はいそうに多い。

今はまさに繁殖期なのでしょう。

 

アメンボも水質が悪いと生息できません。

とくに洗剤などに含まれる界面活性剤が含まれていると、

このアメンボの特技である

表面張力を利用しての態勢がとれず

脚が沈んでしまうためです。

 

水につけている部分には細かい毛が生えていて

その毛が水を弾く表面張力で水に浮かぶのだそうです。

なるほど脚の水につけている部分は白っぽくなっていますね。

 

ところでアメンボという呼び名は

雨と関係あるのかとなんとなく思っていたのですが、

そうではなくて、

本来の意味は「飴棒」で、

「飴」は、アメンボから発せられる臭いが飴のような臭いであること。

「棒」は体が細長いことからとか。

 

そして種類にもよるようですが

ハグロトンボ同様、

その多くが準絶滅危惧種の指定を受けているようです。