ケヤキ 「胴吹き」で回復中 | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

ここはどこでしょう!?

というくらい数多の飛び地のハナニラです。

 

カロリナポプラの前はピンクで染まっています。

 

染井吉野系はいよいよおしまいですね。

 

ここからは昨日の写真です。

空の青さと遠景のサクラの咲き具合が

今日とはやはり違っていますので。

 

さて本題のケヤキです。

原っぱ広場のこのケヤキは、

昨年のスーパー台風で幹が半分に裂けてしまい、

むき出しになった部分を、先日、サービスセンターが布で巻いて養生し

周りを杭とロープで囲ったのでした。

 

見るとなにか赤いものがたくさんついているんです。

 

幹や太い枝から直接新芽を出す「胴吹き」です!

 

幹が半分に裂けて、1/3ほどの枝が失われてしまった。

木にとってはまさに緊急事態の発生です。

それをどう乗り切るか、です。

 

幹には「潜伏芽」といういわばいざというときのための

緊急対応装置が備えられているんです。

 

その無数に備わっている芽が幹や太い枝から直接発芽して

このような姿になり、いち早く光合成をして

木に養分を取り込むんです。

 

先端には普通の枝からの新芽も吹き出していて、

 

日ごとに葉を大きく成長させてる。

頑張っているんだな〜と熱い声援を送りたくなります。

この分ならきっと大丈夫でしょう!