先月の蔵王に続く夏山第二弾は、
南アルプス最南端、聖岳から光岳への4泊5日の縦走です。
椹島ロッジに1泊してからの出発です。
下が見通せるこんな吊り橋を何回も渡って
沢沿いを登っていきます。
途中、ギンリョウソウがあちこちに咲いていました。
葉緑体を持たない腐生植物です。
ようやく稜線が見えてきました。
深い沢には長く続く滝が流れています。
葉の表面や茎にも鋭い棘をもつハリブキ。
緑の花のバイケイソウ。
歩くこと6時間、ようやく聖平小屋に到着。
翌朝4時41分の朝日です。
3日めは聖岳へ登ります。
富士山が墨絵のような姿を現しました。
ずっと今日も快晴です。
イワギキョウの花束!
富士山、噴火の始まりか!
聖岳の頂上からは遠く北アルプスも見渡せ
中央にちょこんと尖っているのは槍ヶ岳です!
富士山はなおも噴火!
イブキジャコウソウは
ミントに似たいい香りがします。
まさに夏山です。
ふんわり鳥の羽のような雲。
むくむく入道雲。
4日め夜明け前4時13分の富士山。
今日は光岳への長丁場です。
4時37分。ようやく太陽が登ってきました。
周りはバイケイソウですが、
全部シカに花を食べられています。
これは自然のなせるアート。
農林水産大臣賞!
せせらぎにはハクサンフウロの群生が。
富士山の噴火はなおも続いています。
クルマユリは色鮮やか。
光岳に無事に登り12時間の行程は終わり
19時7分、小屋から見た夕焼けのきれいだったこと。
5日めの最終日。
こんな吊り橋を5本も超えてひたすら下ます。
そして最後は大井川にかかる大吊り橋!
全長181.7mは長かった!