ヤマボウシ 全部でなんと26本!今年は花も当たり年! | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

今朝の気温は17.5℃、湿度43%、そして青空と

暑からず、寒からずの最高の日です。

 

この時期、祖師谷公園で最も目立つのは

白い布をかぶせたかのようなヤマボウシ。

今年はいつになく花つきがよく、

他の公園でもそんな話を聞きます。

 

花が咲かないと

その存在がわからないヤマボウシもありそう。

いい機会なので、

公園中のヤマボウシを探しに行ってみました。

 

まずは鞍橋のそばの工事休止中の「花木広場」です。

ここはヤマボウシ広場と言っていいくらい!

大きく枝を広げたヤマボウシが何本もあります。

 

花がピンクがかっているのが5本。

これらは園芸種です。

本来のヤマボウシは白ですから。

樹形も株立ちでなくて、まっすぐな主幹のみ。

 

木の高さもほどほどで、

枝が下がってきているので目の高さで見られるんです。

公園や庭木用に改良されたんですね。

 

その中に1本だけ、株立ちの本来のヤマボウシが

ひっそりと咲いていました。

見上げても花は下からなので見えません。

花木広場には合計6本です。

 

次はふれあいの森、太極拳をしている場所です。

ここにはコナラやイヌシデと接して2本。

 

このような株立ちで樹高も高く、

 

花は上むきに咲くのでほとんど見えませんが

うっそうとした森の一部になっています。

 

次はそこから原っぱ広場に向かう途中に

枝を広げた大きなヤマボウシが1本。

 

その並びにもう1本。

 

その先の入り口正面にもう1本。

どれも株立ちで、周囲に木がないので

下のほうから枝を広げ、花も見られて

いい感じに育っています。

ここまでで11本です。

 

そして先日発見したのがこちら。

原っぱ広場の仙川沿い、里帰り桜のそばです。

 

ここに見事なヤマボウシがありました!

株立ちなのですが、下のほうまで枝が張り出していて、

 

目の前で見られるんです。

中心のかたまりが花の集合であることが

よくわかります。

 

あとは保育園の裏に2本。

保育園を建てたときに

植えられたものです。

 

はなびら(萼)の先がピンクです。

 

そしてこちらも新たに知った1本。

湿性花園のスギのそばにありました。

 

こちらも気がつきませんでした。

メタセコイアのトイレの脇に1本。

 

お巡りさんが常駐している一角の

道路を隔てた正面にも小さな3本がありました。

写真を撮ろうといいポジションを探していたら

不審者と思われ慌てて説明して

赤いコーンの手前で撮ったのがこの1枚です。

 

ここまでを今朝(12日)アップしたのですが、

午後に公園の近くに行く用事があり、

その時に気づいたヤマボウシがさらに2本ありました。

花木広場に面した車道を隔てて反対側の小山広場に

株立ちのヤマボウシと、

 

単幹のものが並んでもう1本。

 

さらに翌日13日の今朝、

またまた見つけてしまいました。

駐車場の裏手の側溝のそばです。

 

今年2月に伐採目的で強剪定にあったあの梅は

枯れずに芽吹いていました。

来年、花は咲くのでしょうか。

 

振り向くともう2本。

 

 

それから花木広場の健康遊具のそばにもう1本。

 

さらにポピーの花畑の方を見るともう1本。

 

プラス5本で

全部で26本!

予想をはるかに超えた数でした!

サクラもフジも終わった季節を

見計らったかのように咲くヤマボウシ。

 

しかもサクラやフジのようにパッと咲いてすぐに散るのではなく

いつのまにか咲いていつのまにか散っている。

花期が長いんです。

 

ヤマボウシは

祖師谷公園にはなくてはならない樹木であることが

よ〜くわかりました。

 

さて、ヤマボウシ no.1はどれかな?

私は今年新たに気付いた原っぱ広場の仙川そばの

このヤマボウシ!

樹高は10mくらいはありそう。

自然のままにのびのびと枝を広げている。

秋にはどんなふうに紅葉するのか、実をつけるのか

見るものがまた一つ増えました。