「コナラのどんぐり」のその後 | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

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森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

祖師谷公園は今まさに新芽の季節。

そういえば我がベランダにも新芽が出初めているんです。

 

コナラのどんぐりを土に埋めて追加実験を始めたのは

昨年の秋のことでした。

 

コナラのどんぐりには色の薄いのと濃いのがあって、

形も少し違うのですが、

それがどう違うのか否かを確かめたくての実験です。

 

鉢の右半分が濃いどんぐり、左半分が薄いどんぐりです。

濃いほうは観世音堂の高い高い木のもので、

薄いどんぐりは太極拳広場のあのコナラの大木です。

 

で、ひと月ほど前から芽吹いてきたのですが、

どれも濃いほうのどんぐりからなんです。

これでは比べられないんですが〜

 

でも薄いどんぐりは芽吹かなかったとしても

秋になればこの葉の紅葉の色はわかりますね。

 

北側のベランダには昨年きれいに紅葉して

全部葉を落とした幼樹から

一斉に芽吹きが始まりました。

 

この茶色の枝に張り付いているのはなんだろう?

新芽を覆っていた芽鱗が

新芽の成長と共に、枝になる軸についたまま

上にと引き上げられていく、ということのようです。

太極拳広場にたくさん落ちていた芽鱗は

これが落ちたものだったのですね。

 

新芽から出た若葉は

ビロードのように細かい毛に覆われています。

これから寒い日がきても困らないよう

薄手のコートを羽織っているのです。

やわらかくて美味しそうだと

食べようとする虫からも守っているとききます。

この茶色のひょんひょん飛び出しているのは

なんでしょう。

これも芽鱗の一部のような気がします。

目の前でこの生まれたてほやほやの葉を

見ることができただけでも

ベランダ実験はよかったです。

さて今日から1週間ほど

旅行にでかけますので、ブログをおやすみします。

この萌え出る季節、1週間不在にすると、

自然の様子はさぞ劇的な変化を遂げていることでしょう!