今朝は風が強くて、いよいよ紅葉も終わりそうです。
さて、ここはみんなの森の近く、栗林のある一角です。
見上げると大きな黄色い実が目に飛び込んできました。
なんでしょう?
カラスウリに似ていますが、大きいのなんのって、
赤いカラスウリの10倍くらいはありそうです。
それにカラスウリよりも丸っこいです。
これが10個ほどもついているんです!
初めてです。よくぞ刈り取られずにここまで大きくなったものです。
ツル植物は何かと邪魔者扱いされてこれまでもずいぶんなくなってしまっているんです。これは奇跡的ですよ。
葉も大きくて高いところにあるので定かではありませんが、手のひらくらいは優にありそう。
下のほうを探ると、どうやらこれが茎のようです。
何も悪いことはしていませんので、切ったりしないでくださいね。
調べると、これは「キカラスウリ」でした。
しかも素晴らしい有用植物でした。
以下「ウィキ」からの引用です。
ウリ科の植物で、つる性の多年草。黄色の果実で知られる。カラスウリと同様に雌雄異株である。塊根は様々な用途に使用される。
塊根は栝楼根(カロコン)という生薬(日本薬局方に記載)で、解熱、止渇、消腫などの作用がある。柴胡桂枝乾姜湯、柴胡清肝湯などの漢方方剤に使われる。
古くは塊根をつぶし、何度か水でさらした後乾燥させる事によって天花粉に加工し、おしろいの原料、あせもの予防、治療などに用いられた。また、デンプンを多く含むため、飢饉の時の危急食に利用したり、種子は脂肪を多く含むため、油脂を集めて灯火に用いる事なども研究された。熟していない果実は、塩漬け、粉漬け、汁の実の材料となる。初夏から夏の若い芽は湯がいてあえ物や炒め物に、また生のまま天ぷらや煮物に利用できる。