モンクロシャチホコの続報です。
この棘がいかにも毛虫の格好をしていますが、
さて問題は「刺されても害がないのかどうか」です。
詳しい方にお聞きしたら、棘があっても刺さないんだそうです。
手乗りもオッケーだそうです。
ではこの棘はなんのためにるのでしょうね。
それは本人に聞いてみないとわからないのですが、
もしかすると刺す毛虫のふりをして脅かしているのかも、とのこと。
う〜ん、一種の擬態ですか!
ナナフシは小枝のふりをしてるし、枯葉のふりをしているカレハガなんていうガもいるし、
「ふり」は昆虫の得意とするところなのですね。
虫の世界は奥が深いです。
そして今朝も相変わらずうじゃうじゃいます。
赤いのも見つけました。黒いのより一回り小さい。毛も少ない。幼い感じがします。これから脱皮して黒くなるのでしょうか。でももう葉がないんですけど。
仙川沿いの桜並木も相当やられています。今年のサクラ並木の紅葉はずいぶん寂しいものになりそうです。そして問題は来年の新芽に影響がないかどうかです。
近くに行って見ると、手を広げたように見えるのは葉の軸。そしてその中心に新芽が残っています!
幹を降りてくる毛虫も見ました。木から落ちたのかとばかり思っていたら、こうして自ら降りるのですね。そして土にもぐって蛹になる。
新芽はどうやら残されたようです。全部食べられてしまったら木も枯れてしまう、そうすると困るのは毛虫ですからね。
新芽も食べられないよう、かたい芽鱗でしっかり身を守っているのでしょう。
しかし例年はここまで食べられることはありませんでした。
これが来年のサクラの木や花に影響があるのか、しっかり見ていきましょう。