昨日からの雨は夜半には上がったようで、予報よりも早く今は気持ちよい青空が広がっています。気温も高めで穏やかな年の瀬が続きます。
今日はクリスマスイブですね。イブにふさわしいトピックをずっ~と考えていましたが、これでどうでしょう。
これはいろんな木の実を集めて作ったリースです。
この大きめのバラの花のような実はなにかご存知ですか。
この実なんです。
その名はコウヨウザン。漢字だと広葉杉と書きます。
ここは世田谷銘木百選でご紹介したアオダモのあった、祖師谷公園に隣接する神明社の一角です。
10mほどもある高木なので、とても手は届かないのですが。
幸いなことに木の下には枯れ枝が何本も落ちています。
その枯れ枝の先端にはどれにも実がついています。一個ついているもの、三個ついているもの、
これは二個ついています。なかなかいい形。これらをいただいて作ったのが先ほどのリースです。
根元からは若々しい緑のひこばえがたくさん出ています。
樹皮は縦に細く剥がれ、スギやヒノキによく似ています。
ではみなさま、MERRY CHRISTMAS!
中国原産のヒノキ科(またはスギ科)の常緑針葉樹。日本には江戸時代後期に渡来。大きいものでは樹高30m以上、直径1m以上に成長する。
本来、漢字の「杉」は広葉杉(コウヨウザン)のことを指したといわれる。現在でも中国においては日本の杉の仲間を「柳杉」と呼び、杉(コウヨウザン)と分けて呼ぶ。世界的にはコウヨウザン、ラクウショウ、セコイアなどの広葉型の杉が主流であり狭葉型のものは少数である。