カラスウリの花が咲いた | 驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

驚きの日々!祖師谷公園をめぐる四季

森林インストラクター。ラジオ体操と太極拳で毎朝訪れる祖師谷公園には樹木や花、昆虫や鳥たちもたくさん。そんな公園の四季の変化をお届けしています。祖師谷公園散歩のお役に立てばうれしいです。なお写真のご利用はお控えください。

 昨晩の涼しさといったら、夜中、開け放して寝た窓を思わず閉めてしまいました。秋は夜中にやってくるようです。今朝はセミの鳴き声も小さくなったような気がします。

 さて、やや曇り空の中、散歩に出かけると、公園の北の端の垣根に、なにやら白いものが見えます。


カラスウリの花です! 夜に咲いて朝には萎んでしまうと聞いていましたので、朝の散歩では無理なのかなと、こないだ思っていた矢先の出会いでした。


このレースのような花びら、なんてきれいなのでしょう。図鑑を見ると、レース状のふわふわした花びらの先が、この3~4倍に広がっているのですが、きっとこの花はもう萎みかけているのでしょう。今朝は薄暗かったから、見られたのでしょう。


これから咲くつぼみがたくさんついています。


そしてこれはさっきまで咲いていたのでしょう。


おやまた虫に出会えました。


エビヅルにいたコガネムシと同じですね。


こちらはもう一回り小さくて、背中の色も茶色です。マメコガネです。


 このあと、あのかわいい真っ赤なウリをつけてくれるはずです。そのころは、もうすっかり秋でしょうか。

カラスウリ ウリ科、カラスウリ属。林縁ややぶなどで、巻きヒゲでほかの物にからみつく、つる性の植物。雌雄異種。別名タマズサ(玉梓、玉章)。本州から九州、中国に分布。