3 愛犬 | 河崎康次の俳句

河崎康次の俳句

花鳥諷詠の写生俳句から人情・心情俳句まで、
この世の森羅万象の本質とか美とかの感動を
俳句と言う詩に残してみたいと思っています。

 雑種の中型犬を飼っていました。

 14年で亡くなりました。終わりの頃は2月の午前2時が定期の散歩になりました。

 

 愛犬のうつろな眼差し日向ぼこ  

 

 寒雀砂塵のごとく舞ひ上がる

 

 寒晴れや香りに御座す酒の神

 

 寒昴眼裏の父大きくて

 

 丸髷の鬢の光ぞ一葉忌