5 鮎 | 河崎康次の俳句

河崎康次の俳句

花鳥諷詠の写生俳句から人情・心情俳句まで、
この世の森羅万象の本質とか美とかの感動を
俳句と言う詩に残してみたいと思っています。

 近くの河川敷を散歩していると鮎を取っている人を見かけました。しばらく立ち止まり見ていました。


 掛け釣りの鮎宙をとび雫とぶ   

 

 落鮎の投網一瞬白い花 

 

 川涸るる靴には砂地の泥の跡

 

 光り跳ね魚道きらめく夏旺ん

 

 終戦日縦列の鯔に石を投げ