突然義母が大事な話があると切り出してきました
義父との思い出話?葬儀の事?集まってくる親戚について?と思っていると
「お父さんが亡くなって完全に私1人になって、見ての通り膝が悪くてね〜誰かの手を借りないと、いろいろと生活が大変なのよ」
「それでね、これからはみんなで分担してうちに来てもらおうと思ってね!えへへへへへへ」
一同ポカーン
「もちろんまだ学生の子は学業を疎かにしちゃいけないから、そこはいいわよ
大人と社会人の孫達でお願いしようと思って」
そう言いながら周りを見渡す義母は、明らかに私の事も見ていました
義妹「いきなり何を言い出すのよ。みんな仕事してるんだよ?突然そんな事言われても無理に決まってるでしょ」
「もちろん今すぐって事じゃないわよ、仕事の都合もつけないといけないだろうしね。
みんなで話し合ってもらって、『当番表』を作って欲しいのよ」
当番表を作るも何も、仕事の都合をつけてまで、喜んでこの義母の世話をしに来る奇特な人はいるのか?いないだろ
その辺りの相手の気持ちを頭の片隅でも考える事はなく、年老いた自分が快適に生活できるように、みんなで協力し合いなさいという事
アホくさ
悪いけど私にはそんな暇も気持ちも1mmもないので、完全に無関係な第三者として傍観
あーきっと、こうじ(夫:仮名)の介護休暇が終わるまでに、何としてでも介護要員を確保したいのでしょうね
義姉「こんな時に何言ってるのよはいはい、そんな話は後でね!」
と適当にあしらわれる義母
「まぁそれはまたみんなで決めてもらっていいから、決まったら教えてちょうだい!えへへへへへへ
あともう1つ大事な話があって………」
「うちの4軒先に住んでいる◯村さんなんだけどね!実はその家は別荘だったらしくて、ご自宅は△△に豪邸があるんですって!
聞けば□会社の重役さんらしくてね!大人しくて控えめな人だから驚いたわよ〜」
は?………出たよ、義母がこの上なく大好きな話題
義母は高学歴や社会的地位の高い人が好きで、そんな話には首を突っ込まずにはいられない性格ですが、今は義父のお通夜の直前
「お父さんの為に集まってくれてありがとう」とか、生前の義父の話とか出てこないの?
私の世話をしろって話と、顔も知らない他人のどうでもいい話
こんな話題しか出てこない、相変わらず残念過ぎる義母に心から呆れるし、何とも義父が哀れに感じました
「さっきから一体何の話だよお袋の世話っていってもみんな近くに住んでるわけじゃないし、それぞれ都合があるんだから、いきなり当番表とか言われても無理だろ!
それに俺達はここに住んでないんだから、知らない人の話なんてどうでもいい。」
とこうじがキレ、それに対して大事な話なんだから!と譲らない義母
もう帰ろうよー
その後、バタバタと準備をしていた私達
すると
ピーンポーン
とチャイムが鳴ったのです
つづく