50肩になりました -症状と予後、疼痛対応についてまとめてみる- | ウサコッツ飼育日記 アメブロ版

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今年の3月ころより、私は肩の謎の痛みに悩まされ続けています。最初、50肩(五十肩、肩関節周囲炎)だと考えてそのまま放置していました。

 

しかし6月に入る頃には痛みが悪化して、以下の症状が出現しました。

 

1.左肩関節の夜間の疼痛悪化。特に左を下にして寝るとかなり痛い。

2.起床時の疼痛。

3.左肩を左右方向に稼働すると疼痛がひどく、45度くらいまでしか挙げられない。

そこで私の勤務する病院の常勤の整形の先生に聞いてみましたが、「50肩だね。どうにもならない。」と言われました。一応、院外からきている非常勤の先生の外来にも受診しました。その時のレントゲン画像です。

見ての通り、骨には異常ないそうです。

 

ではどのような要因で50肩は発生するのでしょうか?調べてみると、

 

a) 加齢による変性:
肩関節の軟部組織(腱、靭帯、関節包)の変性
コラーゲン線維の配列の乱れ


b) 炎症:
肩関節周囲の軟部組織の炎症
関節包の炎症と線維化


c) 血行障害:
肩関節周囲の血流低下


d) 免疫反応:
自己免疫反応による組織損傷の可能性


e) 微小外傷:
繰り返しの軽微な外傷や負荷

これら要因があるそうです。うちの整形の先生は、2人ともわからんと言っていました。

次に症状を調べると、以下のようなものがあるそうです。

 

a) 疼痛:
肩関節の痛み(特に夜間や安静時に増強)
外転や外旋時の痛み


b) 可動域制限:
肩関節の動きが制限される(特に外転、外旋、内旋)
「凍結肩」と呼ばれる状態に進行することもある


c) 日常生活への影響:
着衣や整髪などの日常動作が困難になる
睡眠障害


d) 進行性:
症状は通常、徐々に進行する

では、今後どのように病状が進むのでしょうか?調べてみると、

 

凍結期(Freezing stage)(約2-9か月間):
急性の痛みと炎症が主な症状。肩の動きが徐々に制限されていく。


拘縮期(Frozen stage)(約4-12か月間):
痛みは少しずつ軽減するが、肩の硬さと可動域の制限が最も顕著になる。


溶解期(Thawing stage)(約6-24か月間):
痛みがほとんど消え、肩の可動域がゆっくりと回復していく。

 

再発は反対側におこることがあるそうです。また関節可動域制限が残ることがあり、疼痛コントロールと可動域の維持に努める必要があるそうです。

とこのような経過をたどることがわかりました。ということは、今は拘縮期へ突入しつつあるんですね。

 

可動域の維持に関しては、下のVRゴーグル使って、FitXRというアプリのボクササイズを継続して行っていますので、痛いですが、可動域は最初より拡大し、80度挙上可能なまでに回復しています。

 


 

まとめ

というわけで、今回は50肩について調べてまとめてみました。

 

疼痛コントロールについては、痛みで関節が動かせない状態が続くと、拘縮し関節可動域が将来制限される可能性があるので、鎮痛剤を使用しつつ可動域の拡大に努めるのが良いようですね。

 

私、一応リハビリ病棟の看護師なので、普段患者さんに痛くても動かさないと固まりますよと指導していますが、それを自分も実践する時がやってきたようです。

 

 

今辛いと思っている寝ている時の疼痛対処ですが、

    

寝方については、特に仰向けで横になり、肩が後方に落ちる姿勢になると、痛みが増します。そのため、寝方の改善や、痛みを軽減するための対処が重要です。

だそうです。確かに言われてみれば、仰向けで寝るとかなり痛い・・・