H2(750SS)納車整備 H1(500SS)キャブレター | カワサキ ムサシ

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Z系、750ターボ、マッハ、専門店。
昭和の単車、車が好きな昭和41年生まれの店主のつぶやき。

こんにちは~ムサシです。
前回紹介したH2の納車整備ですが順調に進み、9割がた終了しました!
内容はというと、、、

 

キャブレターOH!
JET、ネットニードル(減ってた)、フロートを新調!

 

ジェットニードルのストッパーが浮いてました。
固定して組み込み!



前後ホイールベアリングも交換!
この作業中、Fホイールにディスタンスカラーが入っていないという驚きの事実・・・
逆輸入車の怖い所ですね~疑ってよかった^^
念のため、ハフロントハブの歪みをチェック→問題無し!
ディスタンスカラーを追加です^^

 

ついでにメーターギアもチェック!
ギアのヘリや傷等問題無し!

グリスアップして組付け!

此方はH1のキャブ!
キャブのオーバーホール&ヒートパイプの制作です。
当店で市販のヒートパイプを使用することもありますが、車両に合わせて制作することも多いです。
インマニの歪み(キャブ挿入部)やキャブレターの変形が主な理由で、ヒートパイプのみの交換しても効果が表れないことが多いからです。
比較的多い問題はキャブレター自体が長年の使用、脱着により変形してしまっている事。
解りやすく大げさなイメージですが下の写真のように楕円に変形していることが多発してます。


複数回修正を試みて許容範囲まで修正します。
インマニも、ヒートパイプの溝跡凸、腐食による虫食いを最低限の数値で修正


その修正したキャブ、インマニに合わせて各々ヒートパイプを作ります。
コストはかかりますが今後長きにわたり乗り続けるのであればこの方法を用いります。
今回はベークライトではなく耐熱遮熱性に富んだ樹脂で制作しました。



さぁ~組付け~~~組付け完了~~!!

エンジン始動!!!
良い感じ^^
あれ?・・・ん???オイルが・・・

オイルパイプから微妙に漏れ発見・・・あちらをやればこちらが・・・旧車は一筋縄ではいきませんね~
まぁしかし、お客さんも“何処からかオイルが漏れてるみたい”って言ってたなぁ。

と、言うことで再びキャブを外しホースの修理。
オイルポンプ側バンジョーのホースの根元にクラックがあり、それが漏れの原因。
修理して組付けです。


マッハにターボに作業に追われた日々が続きますが、自粛解除になったら思い切って楽しめるよう進めていきますよ^^
自粛で出かけられないGW。仕事しようかな~?(汗