こんにちは、ムサシです。
本日から秋田から入庫したH1の作業開始です。
依頼内容は“走行中エンジンが止まる”“長く乗り続けたい”との事。
初見チェックでは点火が弱い、左クランクシールからオイル漏れ。
オーナーのS様と協議し、オイル漏れ修理はクランクケースを空けることになるため、この際なのでエンジンOHすることに。
しかしOH前に、エンジンが止まる現象。。。失火?の原因を突き止めておきたい。
今朝からテスターを駆使し点火系を重点的にチェックしていました。
まずはピックアップコイル、ジェネレター廻り。
固定用ボルト、3本中1本無い。また1本は緩んで抜けかかり・・・
実質本で固定。。。
ジェネレターの固定ボルトが抜けなかったのでしょう、ドリルでモンで結局そのまま放置だったようです。
とりあえず折れボルトを抜き、ジェネレターを脱着。
きちんとボルト3本で固定しクリアランスを測ります。
正規の位置になったらクランキングするとセンターのピックアップにローターが緩衝。
3気筒とも計測し直します。
ピックアップの抵抗、クリアランスともOK!
次はCDI。
テスターで測定すると、ここで抵抗値に異常あり・・・
クランキングし火花をチェックするも火花が出たりでなかったり・・・おまけに弱い・・・
このCDIでは近い将来完全失火する事が予想されますので、社外のCDIに交換しました。
エンジンのかかりも良好!
失火も無く、強い火花で文句なし!
エンジンが止まる現象は解決されたと思います。
今後はオイル漏れに伴う、エンジンOHと消耗品の交換へ進みます。
その作業は、また報告しますね。