H1 作業開始 | カワサキ ムサシ

カワサキ ムサシ

Z系、750ターボ、マッハ、専門店。
昭和の単車、車が好きな昭和41年生まれの店主のつぶやき。

こんにちは、ムサシです。
 

本日から秋田から入庫したH1の作業開始です。
 

依頼内容は“走行中エンジンが止まる”“長く乗り続けたい”との事。

初見チェックでは点火が弱い、左クランクシールからオイル漏れ。

 

オーナーのS様と協議し、オイル漏れ修理はクランクケースを空けることになるため、この際なのでエンジンOHすることに。
 

しかしOH前に、エンジンが止まる現象。。。失火?の原因を突き止めておきたい。
 

今朝からテスターを駆使し点火系を重点的にチェックしていました。
 

まずはピックアップコイル、ジェネレター廻り。
固定用ボルト、3本中1本無い。また1本は緩んで抜けかかり・・・
実質本で固定。。。

 


ジェネレターの固定ボルトが抜けなかったのでしょう、ドリルでモンで結局そのまま放置だったようです。

とりあえず折れボルトを抜き、ジェネレターを脱着。
 

きちんとボルト3本で固定しクリアランスを測ります。


正規の位置になったらクランキングするとセンターのピックアップにローターが緩衝。
3気筒とも計測し直します。

 


 

ピックアップの抵抗、クリアランスともOK!

次はCDI。

テスターで測定すると、ここで抵抗値に異常あり・・・
クランキングし火花をチェックするも火花が出たりでなかったり・・・おまけに弱い・・・

 


 

このCDIでは近い将来完全失火する事が予想されますので、社外のCDIに交換しました。
 

 

エンジンのかかりも良好!
失火も無く、強い火花で文句なし!

エンジンが止まる現象は解決されたと思います。

今後はオイル漏れに伴う、エンジンOHと消耗品の交換へ進みます。

その作業は、また報告しますね。