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富士通スタジアム川崎の支配人の田中育郎です。

川崎フロンターレにとって初となる「指定管理業務」、「富士見公園南側」

及び「富士通スタジアム川崎」の指定管理者および、富士通スタジアム川崎の

支配人としての業務を2023年3月31日で終えます。

明日と4月1日(土)、4月2日(日)は富士通スタジアム川崎に朝から出社し、

その後、8月末までは毎週1回か2回(木曜日が濃厚)は今と同じく

富士通スタジアム川崎の管理事務所に出社しますが、

8年間務めた支配人としての日々は終わりです。

「緑に触れ合える憩いと語らいの場の提供」

 

「多様なスポーツの場の提供と活動拠点」

「アメフトの拠点の強化とアメフトを活用した地域活性化」

 

「地域の安心・安全な拠点の提供」を

基本方針として2014年の秋にプレゼン、

 

選定されてからは寝る間も惜しんで準備をして、

2015年4月1日の開業を目指し、

 

開業日からは本当に寝る時間が確保できないような

忙しい日々が続きました。

 

ブログを振り返ると開業前日のテンションが分かります。

 

※これは当時スタッフが書いたブログを私が大幅に加筆しました。

 

このままのテンションで一気に8年が過ぎたというのが実感です。

「稼働率向上」を目指すのは当然として

 

「公園の賑わい」「利用者満足度」を同時に追求し、

そして、その上にフロンターレならではの色付けをしてアウトプットする。

この場所を単なるアメフト場、サッカー場、競技場にはしない。

地域の皆様、市民が集う「場所」であると考え

「夏祭り」「防災キャンプ」「ドッグラン」「屋台村」等、

 

スポーツに限らないイベント、

事業の数々を実施し施設の可能性を広げてきました。

 

基準は「市民の為になるか、ならないか」。

この場所で本当にたくさんの人々に出会う事が出来ました。

 

この場所を愛するたくさんの皆様、

富士通スタジアム川崎に、かわQホールに足を運ばれる皆様、


各種健康教室にご参加の皆様、スポーツを楽しむ皆様、

真剣勝負の世界に身を置くアスリート達、

それを支えるスタッフ、裏方の皆様、

川崎球場とその歴史を愛する皆様

一緒に働いた社員、スタッフ、仲間達に

毎日、会うことが出来る。

毎日、人々の賑わいと笑顔の創出に貢献できる。

素晴らしい時間でした。

振り返ると、2015年3月31日の夜、旧川崎球場の事務所に着いたとき、

当時の職員の方々が管理事務所の中で「長い間お疲れ様でした。」と

最後の挨拶を交わしていました。

その横を通りすぎ、最初にやった仕事は

事務所内の川崎球場の歴史を伝える「ギャラリー」の設置でした。

その後、8年間、照明塔(2022年1月完全撤去)や外野フェンス共々

ギャラリーには全国からたくさんの人がやって来ました。


この場所の大切な歴史を伝える仕事、管理事務所内特設ギャラリーの整備は

今後も私が継続します。

照明塔に照らされたフィールド、

桜が咲き誇る市民広場、

夕焼けに染まったスタジアム、

変わっていくもの、変わらないもの。

立場を変えて、これからも見続けたいと思います。

富士通スタジアム川崎 支配人(2015年4月1日~2023年3月31日)


田中育郎