真夏の夜の夢! | 富士通スタジアム川崎オフィシャルブログ Powered by Ameba

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こんにちは!

 

これまで再三にわたりお知らせしてきた「ハードヒットプロレス」興行が、

29日(土)ついに富士通スタジアム川崎で開催されました!

 

 

普段、アメフトやサッカー、ラクロスで使用されている雰囲気とは明らかに違う、

プロレスだけがもつあの独特の空気感、高揚感。

それを富士通スタジアム川崎で味わえるなんて、とただならぬ興奮をしていました。

 

そしてリングが設営されたときに改めて実感しました。

そうです、本当に、プロレスが、富士通スタジアム川崎にやってきたのです!

 

今回のメインは、今年デビュー20周年を迎えた佐藤光留(さとう・ひかる)選手。

パンクラスMissionに所属し、20年にわたり業界で確固たる地位を築いてきつつも、

決して現状に満足せず、団体の垣根を超えて全日本プロレスなどでも幅広く

活躍をしてきたトップレスラーです。

 

今回は、そんな節目の20周年記念興行に富士通スタジアム川崎を選んでくれました。

そして幅広い人脈を持つ佐藤選手らしく、個性豊かな選手たちが一堂に会しました。

 

まずは何といっても「ミスター・川崎球場」「ミスター・電流爆破」「ミスター・デスマッチ」

など、数々の異名を持つ、言わずと知れた「邪道」大仁田厚選手。

川崎球場の最多観客動員数ホルダーでもあります。ストリートファイト6人タッグマッチで出場します。

 

 

そして全日本プロレスからは、プロレス界随一の歴史と権威を誇る

「三冠ヘビー級王座」と「世界タッグ王座」を保持する王者、諏訪魔選手が、

メインで佐藤選手の相手を務めます。

全日本プロレスのトップが富士通スタジアム川崎にやってくる。

これだけで胸が熱くなります!

 

そのほかにも、かつてFMWで大仁田選手と暴れまくった

「FMW四天王」リッキー・フジ選手や、WWEでも活躍したヨシ・タツ選手、

元ミドル級キング・オブ・パンクラシストであり、佐藤選手の盟友でもある

ロッキー川村選手など、多士済々な顔ぶれが集まりました。

 

試合前のメインスタンドコンコースでは、こうしたレスラーが自ら店頭に立って

グッズを売りながらファンと交流を図るという、プロレスではお馴染みですが、

富士通スタジアムではすごく新鮮な光景でした。

 

もちろん、富士通スタジアム川崎で行うからには忘れてはならないのが

川崎市民の皆様への還元です。

今回はハードヒット全面協力のもと、来場者の中で川崎市民の方を対象に

プロレストレーニング教室を実施しました。トレーナーは佐藤選手自らが務めます。

普段まず上がることのないリングで、現役プロレスラーにトレーニングを教えてもらう。

こんな経験、滅多に出来ません。参加した皆さんは時折顔をゆがめながらも、

目をキラキラさせてトレーニングをしていました

 

第一部「キング・オブ・ハードヒット決定戦一回戦」では灼熱の太陽のもと熱い試合が繰り広げられました!

 

 

そして日も暮れて昼間の暑さも若干和らいできた富士通スタジアム川崎。

いよいよ第二部

ニコプロpresents佐藤光留デビュー20周年記念大会「変態と呼ばれて」の開幕です!

男女問わず12名以上が参加したランブルマッチでは、90秒ごとに選手が加わり、入り乱れて戦います。

途中あまりに人数が減らないので、イス取りゲームで減らそうということになり(笑)、その際

ゲームの参加資格がマスク着用なのに、マスクを被ったレスラーがマスクを耳に掛けられず

失格になったりと、プロレスらしい演出満載で会場を沸かせました。

そして十分会場が暖まったところで、いよいよセミファイナルへと入ります。

川崎の夜空に「Wild Thing」が響き渡り、18年ぶりに「邪道」がここ富士見の地に帰ってきました!

 

「大仁田厚・リッキーフジ・佐野直」組 vs 「ロッキー川村・ヨシタツ・鈴木秀樹」組による6人タッグマッチ。

当初のストリートファイトは、大仁田選手の要望で、急遽「電流爆破バット6人タッグデスマッチ」に変更されました。

電流爆破バットを手に、コーナーポストに設置されたスイッチを押すと、不気味な警告音が鳴り出します。

そして電線が巻かれたバットで相手を殴打すると、凄まじい爆音、火花がさく裂するというものです。

そのあまりの衝撃は、見ていたお客さんの身体の芯まで突き抜け、会場が静寂に包まれた程でした。

まさに大仁田厚の真骨頂ともいえる電流爆破は合計3回さく裂し、最後は大仁田選手が

フルスイングからの体固めでロッキー川村選手を下して、富士通スタジアム川崎を邪道ワールドに染め上げました。

 

 

余韻冷めやらぬ中行われたメインマッチでは、171cmの佐藤光留選手と188cmの諏訪魔選手が対戦。

佐藤選手に花を持たせるかと思いきや、序盤から諏訪魔選手による容赦ない攻撃が続きます。

佐藤選手も攻勢に出るものの、体格、パワーに勝る諏訪魔選手が終始試合を支配し、

最後は必殺技ラストライドで佐藤選手をリングに叩きつけて勝利しました。

 

リング中央で大の字になったまま動けない佐藤選手。

そんな佐藤選手に、諏訪魔選手がマイクで語りかけます。

「おい佐藤、今日はお前のために皆が集まったんだ。何とか言えよ」。

 

最初は精魂尽き果てたのか無反応だった佐藤選手ですが、

やがてリングに仰向けで倒れたまま話し始めました。

はじめは弱々しかった口調はだんだんと熱を帯びていき、

やがて立ち上がり、30周年まで続ける!と力強い言葉で締めくくり、

最後はリング上に、電流爆破マッチでダメージを負った(とされる)ロッキー川村選手

を除く全選手が登壇し、佐藤選手を囲んで記念撮影で大団円を迎えました。


 

こうして富士通スタジアム川崎初のプロレス興行は幕が下りました。

 

これまでもスポーツの枠にとらわれないユニークなイベントを数々行ってきましたが、

ついに念願のプロレス興行を迎えることができました。

無事に大切な20周年記念興行を終えた佐藤選手からも、

またここでプロレスをしたい!と宣言してくれました!

 

近々、佐藤選手をまた見ることが出来るかもしれません。

これを機に、“プロレスの聖地”カワサキの復活もあり得るかもしれません!

 

今後の展開に乞うご期待ください!

 

 

富士通スタジアム川崎 ホシミひらめき電球