地域防災訓練 | 富士通スタジアム川崎オフィシャルブログ Powered by Ameba

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こんにちは!

もう桜**なのか?と土の中にいる虫たちが這い出てきそうな
ほどの陽気ですね!ポカポカして本当に気持ちがいいです

でも今晩からはだんだんと風風が強くなってきて、
明日は春一番が吹き荒れるとか
富士通スタジアム川崎でも風で飛びそうなものは避難させましたが、
皆さんもベランダや庭に置いてある鉢や小物は大丈夫ですか?

さて、今日の午前中は、スタジアム周辺町内会の皆さんを対象に
川崎消防署及び消防団の皆さんのご協力で防災訓練を行いました。

東日本大震災から間もなく5年を迎えようとしていますが、こうした訓練は、
過去の災害を教訓として、地域住民の皆さんには誰でも出来ることがある
ということを理解していただくこと。
そして自助共助の精神をもって自主防災組織の役割を再認識していただくことで、
安全安心まちづくりに寄与することを目的としています。

今回参加してくださったのは、富士見一丁目、境町、旭港、榎町、宮前町、
新川通、大島一丁目町内会約60名の皆さん。

 
 

開会式のあと、それぞれ4班に分かれて訓練を行いました。

◆初期消火訓練
ここでは消火器の発射訓練が出来ます。
消火器の正しい使用方法のレクチャー後、中に水が入った消火器を
的めがけて噴射するという訓練ですが、ピンを引き忘れたり、
持ち上げたときにうっかりレバーを握ってしまったり・・・
案外消火器って操作が難しいんですね。

 
 

◆濃煙体験
火災の際に出る煙の恐ろしさを、体験していただきます。
密閉したハウスの中で煙を発生させて、その中に入ってもらうというもの。
 

中に入った皆さんは口を揃えて
「まったく何も見えない。怖い」と言っていました。

 
 

実際の火災の煙は更に有害ガスが伴いますので、鼻と口を押えて
姿勢を低くして移動することが肝心です。

◆ホースキット
火事の際、消火栓にホースをつなぐやり方を学びました。

 
 

そしてここで小ネタ。消火栓を開けるときに
「川崎市は時計回り、横浜市は反時計回りに栓を開く」

知っていました?

◆通報訓練
実際に受話器を取って119番通報をする訓練。
模擬オペレーターを務めたのは、実際に長年
オペレーターを務めたベテラン署員の方です。

 

その方いわく
「慌てていると自宅の電話番号すら忘れてしまうこともあります。
我々オペレーターは、どこで誰がどうなっているのか、通報者は誰なのかを確認します。
よく“そんなやり取りはいいから、早く救急車をよこせ!”と怒鳴る方もいますが、
救急車はすでに発車しています。そのうえで救助に必要な情報を聞いているので、
落ち着いて状況を説明できるように心がけてください」
と、現場経験に裏打ちされたお話を聞けました。

 

皆さん、いろいろなシチュエーションでしっかりと通報できていました

◆震度体験
これはイベントなどで体験したことがある方もいるのではないでしょうか。
実際に震度7までの揺れを体験した人の声を拾うと

「あまりの揺れに身体が浮き上がった」
「何かにつかまっていても立っていられない」

と、その揺れの甚大さに驚いていました。
 

本当の地震では、更に頭上からも何かが落ちてきます。
日ごろからこうした訓練を受けて心の準備をしておくだけでも
ずいぶん違うものだなと思いました。

そして最後に、消防署の隊員の皆さんと地域の消防団の
皆さんによるポンプ操法のデモンストレーションを披露していただきました。
統制の取れた所作は美しさすらありました。
そしてこれが火事現場では速やかな消化活動に繋がっているのです。

 
 

災害はいつ何時我々を襲うか分かりません。
広域避難場所にもなっている富士通スタジアム川崎ですが、
これからも定期的にこうした防災訓練は行っていきたいと思いますので、
参加したことがない方はぜひ一度ご参加ください。


富士通スタジアム川崎 ホシミ