JR日田彦山線・採銅所駅100周年記念実行委員会では、秋のイベント当日、かつて北九州・筑豊地区で

活躍した気動車を特別列車として運行してもらえないか、JR九州さんにお願いします。

もちろんいろいろな制約があり、簡単にはいかないと思いますが、ぜひ実現してもらいたいと、関係者一同、期待しています・・・。


本当は蒸気機関車が走ればいいのですがね。。。(笑)


以下、キハ66・67の説明です。


キハ6667について


 九州の鉄道史において3つ大きな出来事を上げると、明治22年12月11日の鉄道開業、次が昭和17年11月13日の関門トンネル開通、3つ目が昭和50年3月10日の新幹線博多開業であると思います。

 それまで、自動ドアもない旧型客車、使い古された気動車しか走ってなかった北九州・筑豊地区に新幹線開業に合わせて配置されたのが、最新鋭のキハ66・67型です。

因みにキハの〝キ〟は気動車、〝ハ〟は「イ→1等車、ロ→2等車(現グリーン車)、ハ→3等車(現普通車)」、60番台は大出力エンジン搭載、つまり大出力エンジンを搭載した普通車の気動車という意味です。

 実際、当時の気動車は360馬力程度でしたが、500馬力のエンジンを搭載し、冷房完備、座席は新幹線と同じ転換クロスシートという画期的な車両でした。

 66と67は2両ワンペアで、トイレは66に装備され、15ユニット、計30両の新制車両すべてが北九州・筑豊地区に投入されました。

これは全国から注目を集めましたが、試験的要素の強かった車両であり、当時の財政事情のため

30両で製造が打ち切られ、希少価値の車両としてまたまた注目を浴びました。

 普通列車はもちろん、快速や急行として大活躍しましたが、現在は全ての車両が長崎地区に移り、大村線を中心に活躍しています。




九州鉄道記念館の特別列車として運行されたキハ66・67.

日田彦山線・大行司駅にて