サッカー日本代表が初めてワールドカップに出場した時、日本の初戦は強豪アルゼンチンでした。
初出場の日本に対し、それまでに何度も出場し優勝経験もあるアルゼンチン。
組み合わせが決まった試合の半年前から、経験の差という言葉が何度も何度も出てきました。
結果は1対0でアルゼンチンの勝利。
1点差ながら、内容的には差があったという声もあったり、肉薄していたという声もあったりしました。
個人的には日本は善戦して、凄く良い試合だったと思いました。
しかしたった1点の差が、何だかとても遠い感じがしてしまいました。
試合の後、確か名波選手だったと思うのですが、こんなコメントを残していました。
「経験の差って何かよく分からなかったけど、ようやく分かったよ。悔しい思いをしてきた数なんだ。」
試合に負けて名波選手は非常に悔しい思いをしたそうです。
しかしアルゼンチンの選手から「今まで自分たちも悔しい思いをしてきたんだ」と言われたそうです。
悔しい思いを重ねてレベルアップしてきたのだと。
何をどれくらい悔しいと思うかは人それぞれですが、高いパフォーマンスを出す人ほど、傍から見ると「それができないのは仕方ないでしょう」と思うようなことも、本気で心の底から悔しがっている感じがします。
悔しい思いというのは、その時はしんどい気持ちになり、同じことを体験しても悔しく思わない人の方が精神的には楽です。
しかし悔しさがエネルギーになり、そのエネルギーがその人自身を駆り立て高みに導きます。
悔しく思えるのは本気でやっている証拠です。
自分自身その気持ちは大事にしたいですし、そういう想いを持ちながら頑張っている人を応援したいと思います。
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