昨日の投稿(同僚が贔屓されていると勘違い)と少し重なる話になるのですが、昔の同僚で学生時代にイジメを受けていたという方がいました。

具体的に聞いてみると、クラスで無視されて孤立していたというのです。

 

それは酷い話だなと思っていたのですが、よくよく話を聞いてみると、印象が変わってきました。

(昨日の話の展開と同じ)

今日のタイトルにもあるのですが、彼がされていたのは「無視」ではなく「話しかけてもらえない」だったのです。

それも全く話しかけてもらえないということはなく、話しかけてくれる人は何人かいたものの、次第に皆話しかけてこなくなるというのです。

 

ここで私も当時彼と一緒に仕事をしていたので、ピンときました。

彼はすごく真面目で良い人なのですが、自分から誰かに話しかけることはなく、誰かに話しかけられてもリアクションが薄いのです。

その時は会社なので、それでも話しかけてもらえていましたが、学校となるとそうはいきません。

人間誰しも話しかけてくれた人や、自分が話しかけた時に良いリアクションをしてくれる人と親しくなるのが通常です。

折角話しかけてもリアクションが薄い人に、継続的に話しかけようとは思いません。

これは悪気があるとか意図的ではなく、無意識にそうなってしまいます。

他にもクラスメートは何人もいるので。

 

彼から話しかけることはなさそうなので、こうなると「話しかけてもらえない」のは彼ではなく、むしろ彼に話しかけているクラスメートの方です。

クラスメートの方が、(折角話しかけているのに)彼から「話しかけてもらえない」と思っているかもしれません。

 

その状況を「無視されている」と認識してしまうと、実態と乖離してしまいます。

無視というのは、話しかけても相手にしてもらえない状況を指します。

話しかけなければ無視もされません。

 

イジメの状況は見ていないので分かりませんが、その点は断った上で、会社での彼の振舞いを踏まえて少し話をしてみました。

当時話しかけてくれたクラスメートに対する印象は良くなったようなので、それはとりあえず良かったなと思いました。

 

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