日曜日は、プロ野球のオープン戦を観戦しました。

オープン戦を観戦

 

試合後に出陣式というイベントがあり、その中で選手のトークショーがあったのですが、興味深い一幕がありました。

新加入の嘉弥真新也投手が、司会のアナウンサーの方にニックネームを聞かれ「ゆうぞうです」と答えました。

するとアナウンサーの方が的を得ない様子で「何でゆうぞうなんですか?下の名前はしんやですよね?」と聞き返したところ、嘉弥真投手に「かやまなので」と言われ、「あっ、すみません。察しが悪くて」と切り返していました。

 

ニックネームのゆうぞうは、加山雄三さんが由来だということでした。

殆どの人はスルーするやり取りだと思いますが、これは活字でイメージを作っている人と、音でイメージを作っている人の違いではないかと思いました。

読書が好きだったり活字に強い人は、嘉弥真と加山は、別の単語のように認識します。

しかし音で認識している人は、両方同じ「かやま」です。

 

アナウンサーの方なんかは、活字に強い人が多いでしょう。

逆にプロ野球選手は、失礼ながらそれほど活字に強いとは言えない人も多くいる印象です。

活字より音でイメージを作る人が多いと思います。

 

新加入の選手に対して、距離感を縮めるためにニックネームで呼ぶのは常套手段ですが、プロ野球選手の集団に入った時に「嘉弥真(かやま)ならゆうぞうね」という感じですんなりだったと思います。

このニックネームがどの段階で付けられたのかは分かりませんが、子どもの頃から常に野球チームに所属してきたはずなので、どこかのタイミングで付けられたのでしょう。

 

逆に嘉弥真さんがアナウンサー仲間に入ったとして、嘉弥真さんで加山雄三さんを連想する人は少ない気がします。

活字から音に連想するクッションがあるので、連想できたら頭が切れる人という感じかもしれません。

 

私も最近はそうでもありませんが、一時期すごく読書をする時期がありました。

その頃は同じ音の単語でも、漢字のイメージが違うと同じ音の単語だと気づかずに、気づくと確かに!という感じでした。

昨日のトークショーのやり取りでは、ゆうぞうと嘉弥真投手が答えた際に「かやまだからね」とすぐ思ってしまいましたが。

個人的にも活字離れしているのを実感しました。

 

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