将棋のプロ棋士の方は、対局後に何十手にも及ぶ打ち手を再現できると言います。
実際に対局中も何十手も先を読むと言いますし、他にも駒を並べなくても口頭で将棋を指せると言います。
どれも素人からすると信じられない話ですが、そんな中で小さい子供の指す将棋は覚えられないという話を聞きました。
これは何故かと言うと、筋が通っていないからだそうです。
打ち手を記憶しているのは、こう来たらこう指すという流れがあるからなので、決して丸暗記している訳ではないのです。
なので何の脈略もないと覚えられないのだそうです。
この話に似ているのが、賢い人は話の筋を本能的に見るので、筋が通っていないと違和感を感じてしまうという話です。
例えば職場で上司から、午前中に「Aをやっておいて」と言われ、お昼に「Bをやっておいて」と言われたとします。
この時Bの仕事がAの仕事を阻害してしまう可能性がある場合、話の筋が見える人は違和感を感じます。
しかし話の筋が見えない人は、盲目的にAの仕事とBの仕事に取り組みます。
結果、話の筋が見えない人の方が、2つの仕事を早く終わらせて、高く評価されたりします。
話の筋が見える人も、その違和感を上司に相談するべきです。
しかし上司の方が説明されてもピンと来ないという場合も結構あるのです。
結果賢い人が仕事ができないように見えてしまいます。
頭が良いのに仕事ができないと言われる人には、このパターンも結構あるのではと思います。
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