4月に入って5日が経ちました。

学校の新学期はまだこれから(今日からの所も多いのでしょうか)ですが、多くの会社は4月1日から入社です。

3月末に東北新幹線に乗りましたが、地震の影響で本数が少なかったこともあり、全車両満席で、大きな荷物を持って東京へ向かう人たちで溢れかえっていました。

 

よく学校と会社の違いがビジネスの世界で話題になりますが、学校と会社は全く別物です。

高卒で働き始めた方や、大学ではなく専門学校や別のルート、或いは大学卒業後も就職しなかった方は、自分で進む道を考えている傾向が大きいような気がします。

しかし小学校→中学校→高校→大学→就職、というルートを辿る方は、大学の次の進学先のように捉えてしまうかもしれません。

会社も学校と同じように朝出社して、特に最初のうちは言われたことをやり、時間になったら帰宅します。

最初のうちはそれでも仕方ない面もありますが、いつまで経っても言われたことをやるだけ、という感じでは、学生時代のアルバイトと大差ありません。

 

学校と会社の最大の違いは、明確な答えがあるかないかだと思っています。

学校の勉強では、明確な正解があり、それを答えられるように訓練しますが、ビジネスの世界では明確な正解はありません。

上司はいますが、先生とは違い明確な正解を持っているわけではありません。

正解自体が存在しないので。

 

そんな中で試行錯誤しながら、協力し合いながら価値を生み出していくのが仕事です。

お客様にも明確な正解を提供するのではなく、高い満足度や確かな納得感を与えることを目指すという、抽象的な動き方になります。

明確な正解を追いかけてきた新卒社員の方にとって、このギャップは非常に大きいかもしれません。

人生でずっとやってきたことと違う感覚で動かなければならないからです。

ただ慣れてくると、定められた正解を追い求める作業よりも、魅力を感じるようになると思います。

慣れるまでは大変ですが、そこを突破するまで頑張ってほしいなと思います。

 

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