近年提唱されている働き方改革ですが、一般的には労働基準法の順守、残業の禁止など、1週間や1ヶ月など一定期間の勤務時間を制限することが主旨となっています。
これは過剰なサービス残業やブラック労働を防止するための対策で、必要な措置だと思います。
個人的には雇用契約書を遵守する意識が希薄過ぎると感じています。
一方でもっと働きたいという人の可能性を奪っているという側面もあります。
世の中には若い時に四六時中仕事をして、のし上がった人も沢山います。
特に若くて独身で気力も体力も充実しているような人は、仕事でやりたいことが溢れていて1日8時間しか働けないのはストレスに感じるかもしれません。
自分の人生は自分次第で、大成しなかったところで誰も責任を取ってはくれません。
また経営者や役員、個人事業主の人達は、労働基準法の適用外になるため、いくらでも働けます。
野心のある会社員の人達は、労働基準法適用外の人達にどんどん差を付けられてしまいます。
元メジャーリーガーのイチローさんや現在大活躍の大谷選手は、日本で寮生活を送っていた時、深夜まで室内練習場で練習していたそうです。
もしプロ野球選手が個人練習を禁止されたら、不満を持つ選手は多いでしょう。
練習したいのにやらせてもらえず、戦力外通告を受けてしまったらやりきれません。
結論となりますがこの辺りはバランスだと思っていて、残業の強要は禁止すべきですが、逆に仕事をするなという強要についてもしっかり議論すべきだと思います。
会社員で労働基準法が適用される人であっても、とことんやりたい人はいるでしょう。
その人たちの可能性、チャンスを奪うのは得策ではありません。
労働は苦役、会社員は皆時間外労働は望んでいないはずという前提を考え直すべきではないかと思います。
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