昨日の昼から長崎に移動し、九州精神科病院協会の各県理事合同研修会に参加致しました。

私も元々メンバーだったため、旧知の親しい先生方も多く、忌憚のない意見を聞かせていただきました。
また、まさに現場の声として、多くの政策課題を提言されました。

今、高齢運転者による交通事故が頻繁に報じられています。
認知症を疑われる場合、地域によっては、積極的に免許証返納を促そうと言う動きがあるようです。

しかし、公共交通機関が整備されていない地域に住む高齢者世帯にとって、運転免許証はライフラインとも言えます。

「地方創生」と言いますが、これでは住み慣れた地域に留まることができません。
もちろん、可能な限り事故は未然に防ぐことが大切です。

高齢ドライバーの安全な運転をどのように見て行療機関に委ねて良いのか、様々な問題があると思います。
これらは、既に私が国会で問題提起していたことでもあります。

今、認知症に限らず、依存症など、様々な問題で「専門医に診てもらう」とか、「リハビリプログラムを利用して」とか言うことが頻繁に論じられています。

しかし、どんな医師を専門医と定義するのか、我が国に専門医が何人いるのか、プログラムをもって対症できる医療機関がどれだけあるのか、現場と乖離して議論されていることが少なくありません。

明後日召集の臨時国会もたくさんの仕事がありそうです。
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