衆議院議員として丸一年を過ごした2013年が終わります。

通常国会や都議会議員選挙、参議院議員選挙の応援など、政務から党務まで様々な活動を経験した一年でした。

県下選出代議士で最長という質問時間をはじめ、国会審議においては多くの活動場面をいただきました。
しかし、結果は「医療と消費税」も何ら解決せず、進展すらしていない状況です。
また診療報酬も実質上マイナス改定となり、医療崩壊への道を進んでいます。
私は医療崩壊を食い止めるための抜本的対策は消費税制と診療報酬と思っています。
しかし、姑息的な対策としては他にも幾つかの方法が考えられます。
ここで詳細を書くことはできませんが、社会保障費の中には、多くの無駄や理不尽な項目がいくつもあります。
そこを正して行くことで、医療崩壊を止める原資が捻出できると思います。
これらを正す時には、巨大な抵抗勢力が現れると思いますが、何としても是正しなくてはいけない課題と思います。

また医療従事者のモチベーションが低下しないような環境整備も必要です。
医療現場では、どれほど誠実に仕事をしていても、患者さんや家族にとって不幸な転帰になることはゼロにはできません。
医療の現場で刑事責任を問われることが頻発していては、医療従事者が前に進むことに萎縮してしまい、その結果、治療の選択幅が狭くなり、最終的には患者さんの不利益になります。

巨大な与党勢力を前に、医療の課題については極めて不十分な結果になりましたが、来年は反省を踏まえて、しっかりと結果を出したいと思います。

さらに、議員になった後に与えられた使命として、環境問題があります。
現在の環境委員会所管事項はエネルギー政策とも密接に関係しています。
我が国のエネルギー政策は我が党においても極めて大きな課題であります。
この点も現状視察を行いながら、しっかりと議論に加わりたいと考えています。

長い文になりましたが、それだけ反省することの多い一年だったわけです。来年も皆様方のご意見と御指導、そしてご支援をいただけますように頑張って行きたいと思っています。


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日本維新の会 福岡県総支部代表(福岡県第4支部長)
衆議院議員 河野正美