本日の地元紙に自己採点記事が掲載されました。
福岡県の衆議院議員では最長質問時間だそうです。
野党は質問時間が多いと言われればそれまでですが。
質問は議事録に残る公式な発言になります。
国会議員が国会内で発言することは法的責任を問われないものの、不適切な発言があれば懲罰などの対象になり得ます。
専門分野に限らず、様々な出番があるので、その都度、担当省庁を呼んでレクチャーを受けたり、政策秘書とともに資料収集、精査など多くの勉強時間が必要です。
30分の質問でも場合により数日は事務所や宿舎で...頭を捻ることがあります。私の場合は往復の機内にぶ厚い資料を持ち込んで読むことが多々ありました。
この点は良く頑張ったと思い、ギリギリ合格の60点を付けました。

しかし、私が国会議員になろうと思ったのは議事録に足跡を残したいと思ったからではありません。
今はネットで過去の議事録を閲覧できます。
亡き父親の質問録を見て、当時に思いを馳せたり、父の業績を誇らしく思うこともあります。
しかし、子孫に見てもらおうと思って仕事していた訳ではないと思います。
私も同じです。

「何とか医療崩壊を防ぎたい」その思いで立候補しました。
診療報酬が下がり続けて、地域医療は極端に疲弊しています。
医療機関に集う若い人たちが疲れ果てて他の業界に転出する光景を数多く見てきました。
民主党政権下での診療報酬改定は砂漠にジョウロで水をまく程度で、ほとんど改善効果はないと思いました。

もう一つ、「医療は非課税」ということで本来、最終消費者ではないはずの医療機関が、薬などの仕入れにかかる消費税を負担せねばならず、いわゆる損税(=控除対象外消費税)という問題があります。
「税と社会保障の一体改革」ということで、本来は医療などを守るはずの消費税により、逆に医療崩壊をきたす可能性があります。
患者負担を増やさずに解決する道として、医師会などは"医療も課税"とした上で、税率をゼロにする方法を提唱しています。
この点は、我が日本維新の会の税務調査会では認めていただきました。

現状を振り返ります。
巨大勢力の自民党政権は「消費税が上がった時に診療報酬まで上がるのは国民の理解が得られない」などという理解困難な主張により、実質マイナス改定を行おうとしています。
消費税も"軽減税率"や"高額機器購入の時には…"などと言う提案があったものの、いつの間にか検討が見送りのまま今日に至っています。

一年生議員の評価として60点を付けましたが、二年目からは結果を出さなければならないと反省しています。
「初志貫徹」住み慣れたふるさとで、年老いても医療が受けられること、自宅で介護が受けられること、地域医療を守るために精一杯、経験を踏まえて頑張りたいと思います。
今後とも、ご意見ご支援を賜りますようお願い申し上げます!


医療法人の稟議書も考え込むものがたくさん上がってきます。