今朝は8時から長崎県知事、諫早市長、雲仙市長より国営諫早湾干拓事業についての現地意見をお聞きしました。
その後、現地に向かいました。

潮受堤防と調整池ができるまでの地元住民の苦労や、完成後に安心して暮らせるようになったという声を聞きました。
さらに小長井町の牡蠣が第1回かき日本一決定戦で初代王者に選ばれたこと、某大手コンビニのレトルト食品に干拓地のタマネギが使われていることなど、当地の干拓事業が既に地域に根付き、大きく生活に影響していることが感じられました。

ところが平成22年12月6日福岡高裁の判決により3年以内に開門しなくてはならない状況にあります。
期限まであとわずかです。
当時の菅首相は、なんと最高裁に上告することなく、高裁判決を確定させてしまっています。
現在は開放差し止め仮処分申立が行われており、今年11月12日に判断が下される予定ですが、現地の方々にとっては極めて大きな不安であります。

我が国は法治国家であり、裁判所の決定は極めて重たいものであることは言うまでもありません。
一方で政治家は地域住民の声を真摯に受け止め、的確な行動をしなければなりません。

午後は佐賀県です。

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