ちょうど8年前の平成17年3月20日午前10時53分福岡県西方沖地震が発生しました。最大震度は6弱、マグニチュード7.0。尊い生命を失われた方もいらっしゃいました。
私は当時、地元医師会のブロック長として医師会旅行のお供でまさに震源地付近の海上にいました。船内のテレビが慌ただしくニュース速報に変わり、福岡ビルのガラスが割れる映像を流していました。当日は家族が別々の場所にいたため、お互いに状況が把握できるまで極めて不安だった記憶があります。
地震の少ない福岡で起こっただけに、その後、防災意識が高まり、私は福岡県精神科病院協会副会長として、会長の命を受け、病院における災害時マニュアルを作成し、全国機関誌に発表しました。特に近隣の病院が被害にあった場合の地域連携や応援体制について検討しましたが、医療は法律で縛られることが多く、なかなか文章として発表するには制限が多く、表現に苦慮したことが思い出されます。災害時には、いわゆる超法規的決断を迫られることもあるでしょう。しかし平時に法律を逸脱することを検討していては、法律そのものの存在理由が問われてしまいます。
昨日、環境委員会の質問でも喋ったのですが、被災者に対してはスピード感を持って対応することが大切です。いたずらに時が過ぎないように、法律や建前論ばかりでなく、現実的な着地点を早期に見つけて行くことが大切だと思います。こういう場合は特に政治家がリーダーシップをとる必要があると考えます。
いのちを守る責任。衆議院議員河野正美は改めて気持ちを引き締めて頑張ります!