私は明日、平成24年度日米硫黄島戦没者合同慰霊追悼顕彰式に、我が党からただ一人出席させていただきます。硫黄島には今まだ多くの遺骨が眠っています。亡き父が衆議院議員時代(昭和40年頃と思います)、故橋本龍太郎代議士と二人で南方戦線地域の遺骨収集に力を注いでいたことが思い出されて、今回、会期中にも関わらず参加のご許可をいただきました。
本当のところは幼児期だったのであまり覚えていません。母親が同行していたため、祖母宅に預けられて寂しかった記憶と、久しぶりに帰国する両親を夜、多分、羽田空港まで迎えに行った記憶がほとんどです。
亡き母親は軍人であった実兄を南方戦線で失っており、遺骨も戻って来なかったそうです。こういう思いもあり、自らも軍医として悲惨な戦争体験をもつ父親は、母を伴い、相当な強い思いで遺骨収集事業に臨んだものと思います。写真は、父が亡くなったあとに私が編集して出した遺稿集の一頁です。
こういった思いを胸に、硫黄島で祈りを捧げたいと考えています。
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