私たちは100%死にます。避けられない事実です。

人間は、何故死ぬか?「生まれて来たから」

では、生まれてきたのか?


例えば枯葉は土に還り、やがてまた木となり葉となる。動物は弱肉強食の連鎖で生態系を維持しています。死ななければ維持出来ないようになっています。 


生死の繰り返しにより環境の変化に対応する生命体にしなければ、人は人になれませんでした。


身体は寿命がありますが、魂と言われるものは不増不減とも言われています。仮の話しとして、少し宗教的な論点も活用すると、私たちの父母にも両親がいて、祖父母、曾祖父母と順に追っていき50代前にとなると、地球上の全人類以上の人数が祖先だけで超えます。その途中、両親の一方でも欠けてしまえば私たちは存在しませんでした。100代前となると全動物の膨大な数となります。しかも、今地球上にいる80億人それぞれに、父母、祖父母、曾祖父母がいるのです。


仮に、不増不減の普遍的なシステムが宇宙にあるなら、先祖が様々な生き物にカタチを変えて身近に存在しているという考え方に、個人的には魅力を感じます。


映画「クラウドアトラス」トム・ハンクス主演の物語では、今世の目が閉じ、次の目が開いたら、別の時代で別の生き方をしていました。


ベストセラーとなった「生きがいの創造」著者 飯田文彦氏によると、知的障害を持つ子が生まれる場合、その子の魂が、最後の修行の完成として、敢えてその両親を選び障害を持った人間の身体で生まれることを望んだとされています。


茄子の種を蒔いたら、蜜柑にならない。大きさ、時期、味が違っても、茄子は茄子。蒔いた種の通りです。私たちの生まれる種が、生まれるそれ以前に何かしらの理由で蒔かれていたとしたら・・・


生まれそうな瞬間の記憶があれば、生まれた理由もわかるのでしょうが、不思議で理解を超えています。


ですので、わからないながら、私は、大きな宇宙レベルの理では、死は生の一部であると考えるようにしています。


80からの手習と言う言葉もあります。人生いつからでも、学び、成長することが出来ますね。


参考: 『生きがいの創造』飯田文彦氏

映画『クラウド・アトラス』トム・ハンクス、ハル・ベリー主演 2013年