人に席を譲ったり、動物を助けたり、基金に寄附したり、とても良いことをした時に、充実感や躍動感を感じることがあります。特にお金を稼いだ訳でも無く。


映画「インディペンデンス・デイ」でアル中の親父が宇宙船に体あたりし生命と引き換えに家族を守る姿は、「ディープインパクト」や「アルマゲドン」でも観客に感動を与えました。私利や損得を超え信念に情熱を注ぐ姿は、アスリートの闘いからも感動をもらっています。


逆に自分の利益ばかり追求して、得るものがあっても満たされない不安と恐怖と苛立ちを感じることもあります。


どうやら、自分のことは社会の一部と捉えて、社会全体の幸福に尽くした時、遥かに素晴らしい結果を生み出すようです。


ほとんどの人間関係のもつれ、誤解は自分、自分と、自分が世界の中心だと思う同士の中心のヅレから生じます。

人間は誰しも幸せになりたいし、欲を満たしたいものですが、何一つ、自分だけで完結するものはなく、自身の呼吸さえ、自由になりません。静と動、明と暗、男と女、生と死、甘と辛、寒と暖、好と嫌、白と黒など、一方が存在しなければもう一方は認識出来ず。自分事としてまわりを大事にすることが自分の個性を生かすことになります。


思いやりや許し、寛容、満足、自制の実践を大事にしたいものです。