最新の がん保険 事情と選ぶポイント

 

これまでのがん保険は、がんと診断されたら一時金がでるタイプが人気でした。

 

その理由は、病院に支払う費用以外にも様々なお金がかかるため。入院や手術、通院の費用に限定されると自己負担が想像以上に高くつくことから人気です。

 

最近のがん保険の傾向は、自由診療、自費診療まで保障となることで、海外では高い治療効果、エビデンスの取れた最先端治療も選択肢に含められることが理由の一つです。

 

地域のクリニックで行われているレーシックや美容整形、矯正歯科などで使われている「自由診療」とはまったく意味が異なり、これら最先端治療法を、がん診療連携拠点病院やがんゲノム医療中核拠点病院、中核病院で実施される「自由診療」について保障されるのががん保険の自由診療・自費診療特約です。

 

と言っても、実際にはがん診療連携拠点病院やがんゲノム医療中核拠点病院にて最先端治療を受けるには、標準治療と認められた治療か、先進医療や患者申出制度の範囲内となることが多い状況です。

 

最先端治療であっても日本では未だ認証が降りていない治療の場合、限られた病院でしか対応していませんが、最先端治療を受けることは可能です。

 

そのためには患者側も勉強と情報収集力が求められますし、病院、医師との交渉術も必要となります。

 

上記の一時金タイプ、最先端治療対応の他に、保険適用の実質負担額のみ保障し保険料を安くするタイプや、掛け捨てでなく貯蓄性のあるタイプもあります。

 

現在、私が全ての保険会社のがん保険の詳細を調べ、がん保険に力を入れている保険会社は10社確認しております。

 

自由診療の保障額が1億円のものや、がん治療に限らずその月に保険適用で支払う治療や薬代まで支払われるものや、上皮内がんでも以後の保険料が無料で保障が一生続くもの、契約成立から90日間の保険料支払いが不要なもの、掛け捨てで無いものなどがあります。

 

最近のがん検診技術は発展し、早期発見が可能になってきています。それに最先端治療を併せれば完治・寛解も可能となってきています。

 

また、食生活や運動など具体的な方法でがん予防の力も高まっています。

 

話を整理しますと、

「エビデンスありきの標準治療の記事」でお話ししましたが、医療現場を理解した情報収集をもとに、自身の治療方針に合うがん保険選びが必要です。

 

「本人の年齢・体力・既往症」×「部位・症状・進行具合」×「寛解orコントロールor Quality of Lifeの目的」と、「どの居住地」で、「治療費をどれだけ使って」、或いはそのどれとも異なり、アップル社の創設者ステーブ・ジョブスのように東洋思想をもとにありのままを受け入れる生き方もあります。

 

自由診療、自費治療を行うことについては、医師だけにいろいろお願いするのではなく、患者側も情報収集と治療の選択を行い検証し、最先端医療を受けるために転院や転居も検討する中で、医療費負担の現実課題もクリアできる(預貯金額、或いはがん保険の給付保険金額など)備えも必要です。

 

将来、がんに罹患するのか、するとしてもどの部位、ステージ状態かは予測できませんが、定期健診をしっかりと行い、早い段階でがんを発見する前提で考えるなら、大きくわけると次の3つの選択肢があります。

 

1.   高額一時金タイプ

がんと診断されたら、入院や手術の有無に関わらず高額な一時金(現金)給付を受け、自由診療や治療の病院(遠方)を含め選択範囲の広い治療に備える。初発に対し治療費を惜しまず全力投球されたい人に向いています。

 

2.    通院・入院・手術タイプ

標準治療をベースに、がん治療は数年単位で継続するものと考え、毎月の治療費の補填を重点に置くが、既に加入中の医療保険があるなら、がん治療の特約を付加するか、医療保険に無い保障のみを新規で備えます基本的に標準治療の範囲で高額療養費制度での差額負担分に重点を置く人に向いています。保険料を安く抑えたい人に向いています。

 

3.    自由診療、自費治療対応タイプ

保険料を抑えつつ、がん治療に対し自由診療、自費診療に対応し最先端治療が受けられるようししたい方向けで、保険料も比較的抑えられます。

 

4. 保険料が掛け捨てではなく、貯蓄性がありながら、2.  や 3. に対応できるタイプ

 


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