村上ゆかりです
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先日のピアノが上達する子の特徴 前編 には予想外の反響をいただき、ありがとうございました。
書いた本人は驚きでした
私の個人的な意見ですので違うご意見をお持ちの先生方は「ふーん、そういう意見もあるのね」ぐらいに思っていただければと思います。
今回は、その続編なのですが、
前編で挙げた特徴
①家では生のピアノで練習している
②楽譜やノートを大切に扱っている
③習い事をしすぎない
に引き続き私が感じるのは
④お月謝を滞納しない
です。当たり前ですがこれ、すごく大事です。
当教室では銀行振り込みとお月謝袋で現金を持ってくるのと、ご都合のよい方を生徒さんに選んでいただいています。
しかしなぜかお一人を除き残り全員が「月謝袋」派です。
お子さんにお月謝袋を渡して「来週持ってきてね」と言っても、
おうちで親御さんに渡すのを忘れることはあります。
小さいお子さんの場合は、レッスンから帰ってきたら配布物や提出物がないかを確認してあげるのは親御さんにお願いしたいところです。
「最近あまり練習してこなくなったな・・・」と思っていたお子さんが
お月謝を持ってくるのが遅くなり、
そのうち辞めると言い出した・・・
といったケースはこれまでにもありました。
余談ですが新札でお月謝を持ってくる生徒さんとくちゃくちゃのお札で持ってくる生徒さんがいます。
当教室ではその点は各ご家庭の判断にお任せしていますので、
私からは特に何も申し上げていませんが、
「どんな習い事でも先生には新札でお支払いするものです」
と徹底指導されているお教室もあると聞きましたスバらしい
もちろん受け取る側としては新札のほうが気持ちが良いのは当然です。
それから教室の規約にも書いてあるにもかかわらず
お月謝におつりを要求する生徒さんもいます。
または、「ちょうどピッタリのお金がなかったので来週でいいですか?」
という方も
「期日までにピッタリの額を用意」してくる方がほとんどですが、
万が一忘れたらできるだけすぐに持ってくるという対応をされる方と、
平気で次の週まで待ってもらおうとする方がいます。
この親御さんのピアノレッスンに対する感じ方、考え方がお子さんにも必ず伝わるのです。
お父さん、お母さんが自分にピアノを習わせるために一生懸命働いてくれてお月謝も払ってくれている、「誰かに何かを習う」ということはどういうことなのかを示してくれている、と感じる子は上達します。
そして大事なことがもう一つ。
⑤先生を信頼している
先生に言われたことを「とにかくやってみる」。
これができない生徒さんは、当然ですが上達しません。
- やってみたけど難しくてうまくできなかった、
- 課題の途中までしかできなかった、
こんなことは全然問題ではないのです。
問題なのは、
- やらない
- 自分が「できた」と思うまで先生の前で弾かない
- 課題はやらずに別の曲を練習してくる
などなど。
先生はその生徒さんにとってその課題が多かったのか、ちょうどよかったのか、もっと高いレベルの曲を渡すべきなのか、判断する材料がなければ次に進めません。しかし親御さんが「それはやめといて、こっちの曲にしたら?」とアドバイスしてしまうケースもあります。
親御さんが先生を信頼していない、これも子どもに伝わります。
そしてこうなると教えたことが伝わらず非常に教えにくい状況になります。
お子さんが課題の曲につまづいているようだったら、直接先生にそれを伝えてください。
親御さんが解決しようとしなくても良いのです。
それを解決するのは先生の仕事なのです。
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ということで、ピアノが上達する子の特徴を私なりに考えて挙げてきましたが、
実は全部
「ピアノが上達する子の親の特徴」
と読み替えていただいきたいのです。
①家では生のピアノで練習しているピアノを用意してあげている
②楽譜やノートを大切に扱っている雑に扱っていたら注意する、親自身も書物を大切に扱っている
③習い事をしすぎないさせすぎない
④お月謝を滞納しない期日までにちゃんと用意している
⑤先生を信頼している子供には親ではなく先生の言うことを聞くようにさせている、親も先生のアドバイスを受け入れている
というふうに。
趣味でゆっくりピアノを楽しむ生徒さんでも、上を目指してコンクールや受験に臨む生徒さんでも、同じことが当てはまります。
「うちの子、全然ピアノが上手くならないな」
と思ったら一度このようなことを振り返っていただけるとご参考になるかと思います。
そして何か感じることがあればご自分で解決しようとせずに、教室の先生に直接相談してみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
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