ピントは車両?花? | 七色の風

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AKB48の岡田奈々と岩立沙穂、村山彩希の記事を中心に、
その時々で感じたことを本音で語ります。
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花を入れて列車を撮ることが多い。そこでピントをどちらに合わせるか、基本的かつ重要な問題である。これは、鉄道写真特有の問題だと思われる。例えばポートレートで花ピン、女の子がボケているなんてことはあり得ない。動物だって山だってそうだろう。


私は、花の種類によって決めることが多い。つまり、前ボケに向いている花なのか、形を生かしてこそなのか。前者は、川根で見られる花で言うと、菜の花、ムシトリナデシコ、コスモスあたりで、



川根路の詩


事前にボケ具合を確認して撮れば問題ない。難しいのは、形を生かしたい花の場合である。



川根路の詩


ひとつは、花ピンにしてディテールを出すという方法。ヘッドライトを生かすのが基本。もうひとつは、以前にも解説したが、列車にピントを合わせ、感度を上げて絞るという方法。



川根路の詩


被写界深度によって前景の花の形を残す。これは非常に有効な方法で、写真のノカンゾウの他に、紫陽花、向日葵、ヒガンバナなどにも使える。被写界深度は前に浅く後ろに深いものだから、かなり意識して行う必要がある。また、当然のことながら広角~標準が向いている。


梅、桃、桜などの木を入れる場合は、ピント面が列車に近いかやや後方となることが多いので、普通に列車ピンで撮ればいい。


川根路の詩


花びらを前ボケにすることはもちろんあるし、花ピンにして撮ることもないわけではないが、いずれも美しく表現できる条件は限られる。


川根路の詩