文化祭が終わり1週間経ち、川越南高校はすっかり文化祭の行われた形跡もなくなってしまいましたね
今では一応貼ってある他校の文化祭のポスター(半分以上は既に終了)が渡り廊下を彩っているのみです。
さて、文化祭も一段落し振り返ってみると色々と問題点も浮き彫りになってきました
特に今年大きく制度が変わった投票についても同じで、制度が変わったからではあるのでしょうが、多くのご意見が出たようです。
多くのご意見が出たのはやはり「投票する来場者が少ない」ということで、制度が変わってもやはり…という感じなのでしょうかね
今回投票制度が大きく変わったということでBunkasai Info Innovation編集部でも投票について大々的にお知らせする取り組みを実施させていただきました。
《参考リンク》
《Twitter上でのツイート》
川越南高校3年生@Kawanan_Project【文化祭 投票のお願い】川越南高校の文化祭ではご来場の皆様に各賞を決める「投票」をお願いしております!今年度からは投票方式、投票場所が大きく変わりますので、今まで投票していた方も下のページをよくご確認くださいね。 https://t.co/lufSXhciyZ https://t.co/LJRwHSH6cP
2019年09月07日 00:10
しかし、そのような宣伝をしても残念ながら投票数が増えなかったのには、何か理由があるようにも思えます
では、どうして投票が少なかったと今年も言われてしまったのか、その原因についてチェックしてみましょう。
1.「何のため」なのかわからない
川越南高校の文化祭に来て何も言われずに投票用紙をもらっても何のために投票が行われているのかわかりませんよね
例えばその投票が新聞部の記事などにするためなど、文化祭に直接重要視されない用途に使う場合、まぁ参加しなくてもいいやと思う人がいるかもしれません。
何のために投票をやっているのかわからないと何か悪い用途に使われるのではないか、と思う人も少なからずいるかもしれませんね
しかしその投票、実際は文化祭で優れた企画を決める「藤華祭大賞」や「学年賞」などを決める割と重要な投票なのです。
書いちゃいけないことなのかもしれませんが、賞などを取ると軽微ではあるものの景品が出たりするものでもあります
そんな割と重要な投票なのですが、そのような目的に使うとはパンフレットなどにも張り紙にも一切書いていないのです。
しかも、その投票の結果も大賞だけがホームページにちょこんの載っているだけ、そして私の投票に対する呼び掛けの努力だけが空回りするなんともお恥ずかしい展開になっています
そもそも、来場者の皆さんに投票をお願いしているのであればそれがどのような用途で使われどのような結果になったのかを公開するのは当然だと思うのです。
そして、投票を促進するためにも中間結果をホームページ上などで小出ししたりするなど、なるべく投票を身近に感じてもらえる取り組みも一緒にしないといけないのです
今のままでだと正直来場者が内輪なネタに巻き込まれているようなだけだと思うので、来場者に投票をしてもらうなら、もう少し改善すべきところはあるでしょう。
2.投票のルールがわからない
投票用紙に書かれている投票方法は下の3つだけでこれを見るだけでは一見簡単そうに感じますよね
実はここには抜けているルールが2つ(厳密には1つ)あり、どちらも結構要点であるルールだったりします
1つは投票時間で、実はクラス企画は12時~14時で、玄関では14時ごろで投票が締め切られてしまうのです。
投票が締め切られたあとも投票箱自体が大きいため残されているところがあるのですが、片付けがあった月曜日に見ると無残にも集計されていない投票用紙が大量に入れっぱなしになっていました…
確かにエンディングセレモニーで結果発表をしないといけない以上締め切り時刻を設けないといけないのはわかりますがそれなら投票用紙に締め切り時刻を記載すれば良いだけだと思います。
また、クラスと玄関で投票の締め切り時刻が違うのも問題があり、欲を言えば締め切るなら全部のところで一斉に締め切るべきだと思いますね
もう1つのルールがカテゴリーについてです。
このブログ上では何度もお知らせしましたが、実は投票用紙に書かれている全部のカテゴリーに丸をつける必要はないのです
上記の囲いの中で記載されている表現では全てのカテゴリーに丸をつけなければいけないのかと来場者が誤解しかねませんよね。
全てのカテゴリーに丸をつけなければならない、と誤解されてしまうと一気に投票から疎遠になってしまうことでしょう
これでは今年度文化祭よりますます気軽になった投票が意味をなさなくなってしまうため、気軽に投票してもらうためにも1つのカテゴリーから投票できることを併記すべきでしょう。
クラス投票箱について
今回から新たに導入されたクラス投票箱にもいくつか問題があります
実は、クラス投票箱の作成や投票の集計は各クラスの負担になっていているようなのです。
これではただクラスにとっては集計の負担しか生じないため「投票箱はこちらですので投票してください」と簡単に言えないような感じになっています
また、集計後の投票用紙の扱いによっては簡単に票数水増しなどができてしまい、不正の温床にもなりかねません。
(ただ、廊下とかに投票用紙がゴロゴロ落ちているためそんなこと対策しても意味をなさないかもしれないが…)
また、各クラス企画ともに投票箱がポツンと置いてあったため、統一フォーマットの案内みたいなのを用意しても良いかもしれませんね
…と、こんなように投票制度だけでもご覧のような問題点が浮き上がってくるのです。
これは積年の課題が未だに解決されていなかったり、投票制度が変わってから生じた問題など、様々な経歴を辿って今に至っています。
果たして次回の文化祭では一体どれぐらい改善されているのか、来年に期待しましょう