8月ももうそろそろ終わり、9月近くに入ると怒涛の文化祭ラッシュが訪れます
先ほども書いた通り、どの高校でも文化祭の会場には一部冷房がついていない場所があります
多くの公立高校では授業をしないところでの空調設置がかなり遅れているのが現状です
熱中症というのは会場内だけではなく会場外、すなわち文化祭の行き帰りでもなるリスクがあります。
8月の終わりから9月上旬に行われる文化祭に行く際は熱中症対策が必須です
連日続く暑さで体が疲れているからでしょうか、正直なところ熱中症対策をしても熱中症になるものはなります
8月31日、9月1日には県内でも各地で文化祭が行われ、特に9月7日、8日には県内でも100校近くの学校で文化祭が行われるほどです。
しかし近頃は8月が過ぎ、新学期になってもプールが気持ちいいぐらい暑い時期が続いていますね
ここ最近の週間予報でも文化祭が行われる8月31日と9月1日は最高気温が30度を超える真夏日、一部サイトによっては35度を超える猛暑日の予想も出ています。
このような暑い時期に心配されるのが熱中症で、現に文化祭で熱中症にかかった事例が起こっているのです
《参考リンク》
学校は室内だから涼しいと思っていたらあなどるなかれ、実は学校こそが冷房設置がかなり遅れているところで、冷房が無いところも多々あります。
そのようなわけで、今回は文化祭に来場される皆様に向けて文化祭来場時の熱中症対策についてお話します
冷房が整備されていない場所について
先ほども書いた通り、どの高校でも文化祭の会場には一部冷房がついていない場所があります
しかも、文化祭に来場している間は冷房がついていない場所に長時間滞在することもかなり多いと思います。
ここでは主にどの学校にも冷房がついていないとみられる3つのスポットについて詳しく見ていきましょう
(1)通路、廊下、階段
基本的には通るだけの場所で、数分程度しかいない訳ですからほとんどの学校で冷房が設置されていません。
しかし文化祭の際にはアトラクション、お化け屋敷を待つ時など、通路や廊下での滞在時間が長くなる傾向にあります
また、文化祭の日は普段よりも人が多く、人の熱気により廊下や通路などがかなり暑くなることもあります。
近くの教室などからの冷房による涼しい空気が流れてくることもありますが、微々たるものですので要注意な場所であると思います
(2)体育館
体育館内もそもそも設備が大がかりになり費用もかなりかかることから冷房が設置されていません。
体育館内もそもそも設備が大がかりになり費用もかなりかかることから冷房が設置されていません。
(一部の私立高校には設置されている場合があります)
先ほどと同様人が多いことに加え、館内を暗くするためにカーテンを閉めきっているのでこちらもかなり暑くなるようです
また、廊下とは違い空気が循環しにくいため空気が閉じこもりがちになることも体育館が暑くなる要因の1つかもしれません。
どの高校でも送風機やスポット空調などで対策を取っているようですが、それで得られる涼も雀の涙ほどですので長時間いる場合は対策が必要であると思われます
一部の高校では、体育館内が汚れるのを防ぐため飲み物の持込制限を行っている場合がありますので、詳細は各高校の情報をお確かめくださいね。
(3)学食、売店
多くの公立高校では授業をしないところでの空調設置がかなり遅れているのが現状です
空調が設置されていない場所としては部室など文化祭で公開されないところが多いのですが、学食や売店など公開される場所でも空調が設置されていない場所があります。
特に学食等では調理の際に火を使い、ダクトがうまく機能していないとその熱気が流れてきて、飲食スペースも暑くなることがあるかもしれませんので、注意してくださいね
飲料の販売場所について
基本的にめぼしい問題が発生していない高校では校内に自動販売機が設置されており、冷えた飲み物を購入することができます。
川越南高校には1階、2階の管理棟西階段付近にペットボトル、缶の自動販売機が、1階の食堂通路入り口付近に紙パック飲料の自販機があります。
ペットボトルの自動販売機にはコーラ、お茶、スポーツドリンク、缶コーヒーまで、500ミリペットでも100円と非常に廉価で発売しています
紙パック飲料の自販機ではカフェオレや紅茶などがこちらも100円以下で発売されていてとても便利です。
また、川越南高校文化祭会場内では食堂でも冷えたジュースが発売されていますよ
しかし、これらの自動販売機などはどの高校も文化祭のように特段需要が発生する日を考慮に入れずに管理されている場合が多いため早々に売り切れる可能性があります。
ですから、基本的には会場内では飲み物を買わずなるべく水筒を持ってくるか、近くのコンビニやスーパーでの事前購入をお願いします
文化祭の行き帰りの途中にも熱中症リスクが!
熱中症というのは会場内だけではなく会場外、すなわち文化祭の行き帰りでもなるリスクがあります。
多くの学校は駅から遠く、徒歩の時間が長くなるので熱中症といわずともバテてしまう人はかなり多いでしょうか
特に道路上ではアスファルトからの照り返しや自動車から出る排気ガスで気温が上がりがちになり、気づかない間に疲労を溜め込んでしまいます。
(アスファルトは日があたると特に熱くなります。)
また、日頃運動を行わない人やお子さま、お年寄りの方は熱中症になりやすいですので、とくに注意が必要ですよ
日差しの強い日には気温とともに紫外線も強くなりますので、気になる方はそちらの対策もお忘れのないようにしてくださいね。
文化祭来場時の熱中症対策
8月の終わりから9月上旬に行われる文化祭に行く際は熱中症対策が必須です
まず、脱水症状を防ぐためにも飲み物は必須です。
先ほども書きましたが、会場内では飲み物が売り切れる可能性がありますので必ず飲み物を持ち込むようお願いいたします
(手荷物検査がある場合を除く)
飲み物の中身は水、お茶でも良いかと思いますがスポーツドリンクなど、水分補給と同時に栄養も少し補給できるものも良いでしょう。
また、汗を拭いたりするタオルなども持ってくると良いでしょうか
結局文化祭では外や冷房の効かない場所を歩き回ることになるため、何だかんだ汗は出てくるものですから持っていって損はないと思います。
他にも外に出ている時には日差しを遮る帽子や日傘などを持ってくるのも良いですね
服装でも通気性が良く、汗を良く吸い、乾きやすいものにして汗や熱を溜め込まないようにすると良いでしょう。
そして、体力的な面で見たら十分な睡眠や朝食などの生活習慣も重要だと言えますね
熱中症対策といっても色々なものがあるので、自分に合った対策をして文化祭にお越しくださいね。
それでも体調を崩された方へ
連日続く暑さで体が疲れているからでしょうか、正直なところ熱中症対策をしても熱中症になるものはなります
そのため少しでも体調が悪くなったら無理に体を動かさず、冷房がついた部屋で体を休めることが重要です。
それでも調子が悪い方はどの学校でも保健室が解放されていますので、そこでお休みください
もし保健室が遠かったり、場所がわからなかったり、動くのがしんどいほど調子が悪ければ近くの教員、もしくは生徒をお尋ねくださいね。
体調が優れないのに無理に帰ると却って体調不良をはびこらせることになりかねませんので、お気軽に休んでいってください
また、屋外で体調が悪くなった場合は道中のコンビニなどの店舗に入って休んでから動いてください。
特にコンビニや薬局などでは飲み物や冷却グッズなども発売されているため、上手に使いましょう
…今年は昨年の夏に比べると暑い日こそ減ってはいますが、熱中症はかなり発生しています。
まだまだ暑い日が続きますから、しっかりと熱中症対策をした上で文化祭などにお出かけくださいね