このブログでは学習塾について度々取り上げることがありました
学習塾の選び方や騙されやすい広告について、そして学習塾の第一義に翻弄される塾行事についてご紹介しましたね。
このような中で私が思ったことは、少なくとも学習塾は教育のプロでなければならないということです
…こんなことを書いただけではただのふざけたお言葉にも見えてしまいますが、そもそも本来学習塾とはどのような場、空間でなければならないのでしょうか
私は、学習塾とは勉強のやり方を教え、機会を提供する場であり、それを越えてはならないと思っています。
もし勉強のやり方、機会を提供する場としての学習塾を飛び越えてしまった場合どうなってしまうのでしょうか
その壁を飛び越えてしまうとなると待っているのは勉強を管理する学習塾です。
確かに、勉強を塾が管理すれば学力レベルはしっかりと上昇していき、一見良いように思えます
しかし、もし志望校に合格するなどして、勉強を管理する人がいなくなったら、その先どうするつもりなのでしょうか。
管理されていた人がいきなり放り出されたら、勉強のやり方、そして管理のしかたもわからないまま勉強することになりますよね
そもそも、勉強を管理する学習塾は生徒が勉強のやり方を知り得てる上でやるものであり、いきなり管理するものではありません。
そんな訳で、勉強のやり方とコツをつかんでいる人と比べると、ただ勉強をやらされただけでやり方もわからない人とは圧倒的に差がついてしまうのです。
そのため、学習塾が必要なのは勉強を管理することではなく、勉強のやり方などを教えることで生徒一人一人の秘めたポテンシャルを引き出し、高めることでなのです
しかし、ポテンシャルの引き出し方は生徒一人一人異なる訳ですから、やはり一人一人の事情を理解し、ポテンシャルを引き出せる人が塾には必要なのです。
その着地点にいる人がいわゆる教育に精通した教育のプロなのですね
私は、どの塾にも必ず1人は本来は個々のポテンシャルを引き上げることができる教育のプロは必要であると思います。
特に埼玉県の高校入試を専門に取り扱う学習塾では教育のプロの必要性が顕著に現れています
なぜかというと、埼玉県の高校受験に向けての学習塾では学校以上の進路指導が必要になるからです。
今までも述べた通り、埼玉県の公立中学校では県内最大の模試である北辰テストの結果の入手が不可能に近い状態になっています
そのような状況なのですが、私立入試は北辰テストの結果が特に重要視される入学確約制度が基本となっており、一般入試ではイレギュラーどころかもう受からないのが現状なのです。
このため、私立入試は特に北辰テストの結果を手に入れることができる学習塾が埼玉県での進路指導のメインとなります
簡単にまとめると、特に埼玉県の学習塾は多かれ少なかれ学習塾の判断によって生徒一人一人の人生が大きく変わってしまうことになりかねないということです。
ここで受験生ひとりひとりのポテンシャルを引き出す教育のプロの存在が無ければ、生徒1人の人生を狂わす可能性だって容易に考えられるのです
しかし、今の学習塾は1人1人の人生が左右することを自覚していないことが多いのが現状です。
それは学習塾が利益一直線に向かっているからで、生徒のことを軽視してある学習塾も非常に多いのです
現在は人口が減っているのにも関わらず学習塾が増加しており、塾生も増加しています。
そのような状況なのですが、増加しているのはただ単に高校、ひいては大学入試を不安視している人が多いだけで、生徒数は頭打ちどころか、減少に転じていく日もそう遠くはありません
その際に学習塾が生き残るにはやはり教育のプロが存在が不可欠であると思いますし、今ではインターネットの普及で「本当の教育」をしていない塾はすぐにバレてしまいます。
そしてこれから塾に入ろう、入れようとしている皆さんも、勉強を管理するだけのようなヤブな塾には絶対に入ってはいけません
広告などに騙されて入ってしまう人がいますが、そのような塾に入ると人生が狂わされるかもしれないからです。
塾に入る側も評判などを吟味しながら、時間があるのであれば教育のプロがいる塾を選ぶことが必要だと思いますね