この連載は、現在の生徒会のより深い問題を知っていただくためのシリーズ@進め、生徒会改革というものでございます。
何度も書きますが、このシリーズではあくまで川越南高校生徒会運営を参考例とした問題提起をしているだけですので、あらかじめご了承ください
さて、前回は生徒会と部活動ということで、生徒会役員が部活を管轄する意味が無い状態になっていることについてお伝えいたしました。
《参考リンク》
では、今回はというと生徒会役員と行事への関わり方についてご紹介しましょう
以前にも書いた通り、生徒会役員は基本的にほぼ全ての行事に駆り出されることになります。
例えば文化祭では自分のクラスのシフト以外は全て仕事にまわる必要があります
その他でも球技大会や予餞会などでも残念ながら生徒会役員は駆り出されることになります。
結論を書いてしまえば現在の川越南高校生徒会役員は行事の際、自由が無い状態になっているのです
このような状態になってしまうと少なくとも生徒会役員になるには高校生活で群を抜いて思い出に残るであろう行事を犠牲にしなければなりません。
確かに行事を犠牲にできる意欲のある人は何人かいるかとは思いますが、そのような人が生徒会役員の定員を埋めるほどいる訳ではありませんよね
そもそも、各行事ともに特別委員会が作られており、当然それぞれの委員会のメンバーが重複することはありません。
そのため、本来であればこのような行事はほとんどを委員会に押し付けるべきであると思います
全ての行事において忙しい状況が続くことよりも、忙しい状況が1行事で済む方に仕事を渡せば1人1人の負担の落差はなくなりますよね。
しかし、それを難しい状況にしているのがこれなのですね
《参考》生徒会会則第2章第32条
各委員会は生徒会長の命を受けて事業を運営する。
川越南高校は生徒会長なのですが、多くの学校では生徒会役員の指示のもと…等、結局委員会に生徒会が関わらざるを得ない状況に陥っているのには変わりありません。
そのため、各行事ごとに生徒会役員が忙しくなってしまい、生徒会役員になってしまうと行事を一切楽しめなくなることと等しくなってしまうのです
そんな訳で生徒会役員になることを敬遠している人もある程度おり、このままだと立ち行かなくなる可能性だってあります。
そもそも、生徒会役員がそんなに仕事をする必要があるのでしょうか
自らを犠牲にしているのはわかる話ではあるのでしょうが、これだと生徒会役員だけに多くの生徒の負担がいっているだけになってしまっており、本当はある程度の仕事の分担や効率化などが必要です。
実際、生徒会がこんなに多くの仕事を行うのは既に時代遅れに近い感じですので、改革の余地は十分にあるでしょうね