さて、皆さんご存知の通りまもなく夏休みが始まります
嬉しい気持ちで頭がいっぱいな方がいる一方で、夏は受験の天王山の言われるような受験生にとっては大事な時期となります。
高校2年生の皆さんにとってはもう高校入試は2年前のハナシになりますが、2年前の体験などを振り返りつつ、話を進めて行きます。
まず、何で夏は受験の天王山と言うのでしょうか
それは、圧倒的に自由時間が多いことにあります。
普段であったら6時間授業が終わって帰りが16時ぐらい、早くてそこから自主学習となりますよね。
しかし、夏休み期間中はそういった学校が無いため、1日を自由に使えると言うことから、大事な時期なんです
裏を返せば、夏休みと言うのはただ自由に使える時間が多いだけで、それ以外の何物でもないのですよね。
例えば夏休みだから本気を出すなんて人
今までの学習習慣がついてないのにこれから本気を出そうなんて無理な話です。
今まで学校で縛られた学習をしていた分を自分のための自由な学習にできるだけなので、自分を過信してはいけなんですよ
ですから、今までの着々と積み上げた実力と相談して、無理の無い範囲で学習をするのがベストです。
もちろん夏休みだからと言って夜更かし等をして生活習慣を乱すのも良くないことですよ
ちなみに、この天王山と言う山はサントリーのお酒「山崎」の工場がある京都府の大山崎市にある山です。
織田信長を本能寺で焼き討ちにした明智光秀を羽柴秀吉(豊臣秀吉)が倒した場所で、この戦いを制した者が天下を取る大事な戦いがあったから大事な局面を天王山と呼ぶのですね
では、この受験の天王山をどう攻略すれば良いのでしょうか
基本的な高校に進学するのであれば、1～2年生の復習をするのが順当です。
中学3年生の授業と言うのは中1、中2の学習が土台にあってようやく成り立つものです
つまりこれからの授業を受けるにあたって、入試にあたっての基礎を固めておくのは非常に大事なことです。
この時期は特に国語、数学、英語の復習を行い、その部分の学力の完成が急務だと思います
覚えればいい理社とは違い、覚えてそれを使っていく必要があるこの3教科の完成が遅れると致命傷になりかねません。
特に間違えたところはチェックなどをして何度も復習していくことが重要ですね
一方で川南よりはるかに上の進学校に進みたい方は夏休み前までに3年生の予習を全て終わらせて、ここからは問題演習に入る時期になります。
問題演習も早くから始めてその傾向を掴んでいくことで、更に得点率はアップしますね
何度も書きますが学習塾に入っている場合はこのようなアドバイスは参考にせず、塾の指示に従ってください。
ヤブなのもいくつかありますが、塾講師は教育のプロであるため、絶対に皆さんを良い方向に導くハズですからね
この夏休みの間には高校の学校公開、学校説明会があるところが多いです。
夏休み中の学習計画を考えつつ、これらのイベントに、ぜひ参加することをおすすめします。
学校や塾で聞く情報もそうですが、学校説明会に行って耳寄りな情報も聞けるかもしれませんよ
塾に行っている方も、最重要視している高校には行ったほうがいいです。
家や、塾での勉強だけではつまらないですから、進路情報についてのフィールドワークなどをうまく活用し、学力的に、情報力的に一肌脱げた、真の受験生になれると良いですね。
夏は受験生において最も大事な時期と言っても過言ではありません
いろいろなことが並行して進んで行く中で、目まぐるしく変化していく状況に追い付けない人もいるでしょう。
変化に対応していくためにも、必要なことは何か、不必要なことは何かを判断して、有意義な夏休みにできると良いですね
