6月10日は時の記念日_デヴィッド・ボウイ「Time」を聴く | ビートニク酒場

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今日6月10日は「時の記念日」です。671年4月25日に天智天皇が「漏刻」と呼ばれる水時計を建造し、はじめて太鼓や鐘の音によって時刻を人々に知らせたという「日本書紀」の言い伝えに基づいています。
 
時間と言えば、デヴィッドボウイには、そのものズバリ「タイム」という曲があります。名盤「ジギースターダスト」の次のアルバム、「アラジンセイン」に収録されている曲です。

 

 

歌詞は、デヴィッドボウイ特有の抽象的で様々な解釈が成り立つようになっていて、音は芝居じみた印象に感じます。ピアノのイントロに乗せた歌いだしは、こんな歌詞になっています。

 

Time- He’s waiting in the wings
He speaks of senseless things
His script is you and me boy

 

時間 – 彼は舞台袖で待っている
彼はたわいのないことを話している
彼の脚本はあなたと僕のことだ、少年よ

 

終盤にはこのような歌詞が出てきます。

 

Breaking up is hard
But keeping dark is hateful
I had so many dreams
I had so many breakthroughs

 

終わりにしてしまうのは辛い
でも暗闇にいることも不健全だ
僕は無数の夢を見た
僕はあらゆることを可能にした

 

私はこの歌詞をジギースターダストのことを歌っているのではないかと解釈しています。ボウイはジギーを演じていましたが、やがて一体化していきます。危険を感じたボウイは、人気絶頂のジギーを終わらせることにします。1973年7月3日に自らジギーの終了を宣言します。