【J1第1節】東京ヴェルディ、16年ぶりにJ1に帰還_逆転負けもポテンシャルたっぷり | ビートニク酒場

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◾️東京ヴェルディ1-2 横浜F マリノス@国立競技場

 

東京ヴェルディが16年ぶりにJ1の舞台で戦う日がやってきました。昨年J1へと導いた主力選手は中原輝が鳥栖へ行ってしまったものの、期限付き移籍組の延長もあり、ほぼ変わらず。昨年のメンバーをベースに新戦力がどのような効果を発揮するのか、楽しみなシーズンがいよいよスタートしました。

 

国立競技場へ観戦に行ってきました。

 

横浜Fマリノス戦スタメン。

新加入選手のスタメン入りは4人。左SBにはライバルチームから引き抜いた翁長聖(←町田)、数字で見える結果を期待したい新10番のMF見木友哉(←千葉)、期限付き移籍の山田楓喜(←京都)は中盤の位置。同じく期限付き移籍組の木村勇大(←京都)は前線に入りました。怪我の宮原和也は間に合わずで稲見が右SBに入りました。

 

結果は、1-2での逆転負けでした。

負けたことは悔しかったものの、楽しい一日になりました。この日の国立競技場の観客数は53,026人。

 

私がヴェルディの試合に行くようになったのは2014年からと古参ではありません。2014年にホームタウンの東京都日野市に住むようになったことがきっかけです。その時は、ヴェルディの低迷期。札幌に住んでいたころは、札幌ドームが近所だったのでよく行ってたのですが、コンサドーレにハマることはなく、何となく見ていたのでJリーグの順位などの状況はよく分かっていなかったのですが、2014年当時これほどまでにヴェルディが落ち込んでいることは知らずに愕然とした記憶があります。子どもの頃にJリーグが開幕して、ヴェルディと言えばスター選手ばかりでトップを走っていましたが、読売が離れてから受難の日々が続きました。

 

そんなヴェルディですが、私はスタジアムの雰囲気が温かいことが気に入って徐々に味スタに通うようになりました。今でこそ、転勤で茨城に住むことになり、そう簡単に行くことが出来なくなりましたが、都合がつくときには味スタやアウェイに行っています。私のヴェルディの観客数のイメージと言えば、だだっ広い味スタに3,000人程度。それが5万人の観客が国立競技場に集まっています。以前は切り捨てられる数字の3千人程度の観客だったのに。


試合の結果は残念だったものの、内容には満足しています。まずは新戦力の山田楓喜の活躍。開始早々の6分に得たFKを山田楓喜が完璧すぎる軌道のキックでゴールを決めました。その後も前半に山田楓喜が相手ゴール前にチャンスを作り続けて、ヴェルディサポの心を鷲掴み。早速、新戦力がフィットしたことに安堵しました。

 

守備では稲見。昨季もボール奪取の能力は発揮されていましたが、この日も横浜FMの強力な攻撃を封じていました。右SBは本来は宮原がいるのですが怪我で出場できず。昨年のプレーオフ最終戦では、宮原が無双していたのですが、この日の稲見も強烈なアピールをしていました。これで宮原も戻ってきて、稲見もMFで守備をしたら相手としてはそう簡単にボックス内に入ってこれないと思います。

 

それからやはり森田は天才。この日は守備での貢献度が高かったです。相手を2人で挟んで、森田がボールを奪取。カウンター攻撃に成功していました。ヴェルディは守備に強いチームですが、ハイラインハイプレスでリスクが高いチームでもあります。それが森田があらゆるところに顔を出して、守備をしているのでリスクがかなり消えています。キャプテンは心強い。

 

試合が始まる前は、正直なところJ1で通用するのだろうか心配しているところがありました。順位予想ではどこを見てもヴェルディは下位。17本のシュートを打ち、枠内は7本と数字では横浜FMを上回る攻撃を行い、守備も機能しました。J1だからと恐れる必要なしと思いましたが、それでも勝てなかったのはJ1の恐ろしさ。良いサッカーをしたからと言って、J1では勝てるわけではないことを横浜FMは教えてくれました。


結果は負けだったものの、ただJ1に復帰しただけではなく、高いポテンシャルがあることを証明した試合となりました。