オンキヨーホームエンターテイメントが13日、大阪地裁に自己破産を申請しました。負債総額は約31億円。
2021年8月に上場廃止になり、会社存続のため同9月に祖業である家庭向けAV事業をシャープと米音響機器大手のヴォックスに売却し、イヤホンやヘッドホンの事業も投資ファンドに売却していました。
オンキヨーのコンポを長く使い続けていました。MDが付いていて壊れてしまいましたが、15年は使用していたと思います。音の良さで選びました。
1年ほど前に流石に買い替えようと思い、オンキヨーのコンポを探しましたが、すでにほぼラインアップがなくて選ぶことが出来ず。結局パナソニックのコンポを購入しました。ただコンポはほぼ使っていません。bluetoothスピーカーやairpodsを使って音楽を聴くことが多くなりました。
コンポは長く使えるし買い替えが相当期間発生しない家電でした。コンポは新規お客様開拓も難しいので、オンキヨーは新規事業を成功させて、一方でマニア向けにコンポ作るしかない会社でした。オンキヨーは主力だったミニコンポやステレオセットなどのオーディオ機器ではなく、スマートフォンなどで音楽を視聴するスタイルの変化に対応しきれていませんでした。
良いものを作り続けても、それだけで生きていくことが出来るとは限りません。ただ良いものを変えずに作り続けて、息の長い会社もあります。会社を存続させることは難しいものです。