アジアを舞台にした短編6話です。
リレー形式でかいたのか、台湾やシンガホールが出てくる。
台湾の思い出は、お盆に行ったので、とにかく暑かった。2度と行きたくないと思った。
さて、6人の中で、やっぱり島本理生が一番よかった。光っていた。
「停止する春」。
表現が一歩進んでいるというか、違う。
例えば
生きたいと思うことと、死にたいと思うことに、じつははっきりとした線引きなんてないのかもしれない、と思った。
正しいことも間違ったことも、真っすぐに誰かに誉められたり叱られたりすることが必要なのかもしれない、と思った。
島本理生の次作が楽しみになった。