どうも宮城谷さんの三国志は、劉備玄徳があまり出てこない感じ。

そして、少し悪く書かれている感じがする。

 

劉備は戦わず逃げている的な表現が目立ちました。

 

第6巻は、三顧の礼、すなわち諸葛孔明が出てきます。これで役者がすべてそろいました。

次に、長阪の戦いがでてきます。趙雲が大活躍している印象があるが、その描写も少なかったです。

それに、赤壁の戦いが出てきます。

ここは周瑜ですよね。

 

うまい描写をひとつ見つけました。

軍議に周瑜が加わったときに、「これで風向きが変わる」と。軍議の中で、魯粛が目を光らせたとあるが、まさに赤壁は風向きの勝利。こういう表現に出合うと、本を読んでいて幸せと感じる。

 

ただ、赤壁は

 

 

 

 

周瑜と諸葛孔明が組んだ感じだと思って読んでいたら、それほど諸葛孔明は影響を与えていない感じに思えました。

吉川英治や北方謙三とは、タッチが違う・違う。

 

しかし、役者がそろってからの、次の第7巻も楽しみです。